パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

ウハウハな話(私がではない)

2008-04-19 21:52:29 | Weblog
 今日、埼京線で、男性から席を譲られてしまった。

 その30がらみの男性は、前に大きな旅行カバンを置いて座っていて、その隣が空いていたのだが、かなり体格のいい人なので、座ろうと思えば座れるが、まあいいやと思っていたら、目が合ってしまった。すると、その男性は席を立って、どうぞ、というのだ。「えええ? まさか…」と思いつつ、時々、席が空いたまま誰も座らない状況というのを目にして、立っているのだってスペースを使うわけだから、無駄だなあと思うことが多かったこともあり、「あ、どうも」とあっさりご好意を受け入れたのだが、きっと、目が合って、その時、座ろうか座るまいかと迷っている私の気持ちが伝わっただけだよな…毎日1万2000歩以上、歩いているんだし!とカラ元気。

 いずれにせよ、まだ後期高齢者というわけではないので、今話題の後期高齢者保険料問題は、私には「関係ねえ」のだが、ニュースによると、舛添厚生大臣は、休日返上で問い合わせに対応せよと命じたらしい。休日手当はどうするのかな。払わないわけがないだろう。

 細かいことを言うようだが、昨年来の混乱で、年金特急便だとかなんだかんだでいったいいくらかかったか。

 しかも、問題は解決のめども立っていない。…ということは、役人にとってみれば、これからもいくらでも仕事があるってことだ。テレビであれ、新聞であれ、雑誌であれ、そんな風な視点でみた記事は一切みたことがないが、役人にしてみればウハウハなのだ。私が、下っ端であれなんであれ、社保庁につとめていたら、そう思うだろう。決して、批判されてノイローゼになるなんてことはない。(実際、そんな話は聞かない)仕事をして、報酬がある、ということは、つまるところ、それが社会的に認められているという証しであって、「申し訳ない」とか、そんな気持ちにはならないものなのだ。

 自分で勝手に四球を連発して、それを自分で切り抜け、伝説として賞賛されている広島×近鉄日本シリーズ第7戦の江夏みたいなものだ。ちょっとちがうか。

 毎年入ってくる年金掛け金の2割が、社保庁の人件費、その他に使われているという話を、もうだいぶ前にきいたことがある。2割とはべらぼうな話で、あとで聞いた他の人の話ではそこまではいっていなかったと思うが、今回の騒動で2割は軽く越えているんじゃないだろうか。

 ぜひ、民主党には、これまでいくらかかったか、それはどこから出ているのか、国会で聞いてほしい。そして、年金の未払い分については、「わかった範囲で払う」ということで、今以上の調査は即刻中止し(だって、それしかないだろう)、以後は、年金制度を含むすべての社会保険制度の抜本的見直しにかかるべきなのだ。どう考えても。