どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

スパイダーマン:スパイダーバース、試写鑑賞

2019年02月21日 21時00分00秒 | 映画
3月8日公開予定の作品ですが、試写の機会に恵まれ、一足お先に(*^o^*)

スパイダーマンは馴染みのシリーズタイトルであるものの、シアターの大きなスクリーンで観るのは初めてです。

会場でいただいたチラシと、16ページにも及ぶ情報量たっぷりなプレスシート(^_^)

実は今月12日に虎ノ門へ...という書き込みしましたが、具体的に何を観たのかは伏せておいたのです(^_^;

シアタールームの入口、スパイダーマンもお出迎え!

ムード高まるロビーでしばし過ごし、同行した友人と話し込んでいたら開映時刻も間際になっていて、促されてシアタールームに(^_^;

ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントさんの社内試写室らしく、40席ほどのミニシアターという感じでしたが、奥行き方向が小さく、どの席からでも快適に視聴できる環境だなと感じました。私は3列目の右端でしたけど、全く問題なしでした。

作品内容と関係ない話しですが、スクリーンサイズが最大限に大きく鮮明、音響も高音域から重低音までバランス良く鳴らしていて、流石のクオリティ!

おそらくSONY製の4Kとか8Kとかの最新・最高の機材を使っているんでしょうね(^_^)

そのお陰でとても快適に鑑賞できました!

さて肝心の作品内容についてですが...まぁまだ公開前ですしネタバレできませんので、具体的な事は言えませんが、総じてフルCGアニメーション作品として非常に完成度の高いものと感じましたね。

シリーズ通して主人公は庶民系というイメージがあるものの、白人系ではなく、米国らしく様々な人種の血をひく中学生の少年(マイルス)という設定が新鮮でした。なのでスパイダーマンのスーツもブラック。このデザインも個人的に好みでカッコイイです!(*^o^*)

マイルスを取り巻く家庭や学校などの生活描写も丁寧で、このあたり一番好感がもてるポイントです。なんと言っても身近な皮膚感覚がこの作品の一番の魅力だと思うからです。

それとユニバースと呼ばれる他次元から現れる個性豊かな仲間達が楽しかった(^_^)

一番のお気に入りは、スパイダーマン・ノワール。文字通りモノクロ世界から出現したキャラって感じで、ハンフリー・ボガート演じる「カサブランカ」テーストがシブイ(*^o^*)

このタッチで大人向けに一本作ってほしいなぁと思ったくらいです。1930年代を舞台に、ストーリー重視な名探偵モノでね!

...で、本作のストーリーとしては闇社会に君臨するキングピンとの対決へと展開していくのですが、まぁ後半は次から次へとハイテンションで、こりゃ10代〜20代にとっては楽しさ満載ですね。中高年のオッサンには画面一杯、隅から隅まで描き込むかのような情報量で...お腹いっぱいというか...ちょっと目が回る感じでしたけどね(^_^;

CGアニメーション作品としては、表現の緻密さとエフェクトに今までちょっと見たことのないテイストがありました。

手描きコミックス感を強調したいためかスクリーントーンぽい網点で陰影を描写しているのも面白かったし、ところどころ多重な色を重ねて立体感を出すような表現も興味深かったです。

米アカデミー賞・長編アニメーション部門にノミネートされているようですし、新時代を築く作品として印象に残るものとなったんじゃないでしょうか。

続編とかスピンアウト(特にノワールね(*^^*))と今後の展開も楽しみです!