電源ユニットを受け取り・・・まず内部の確認です。
すると・・・1つの電解コンデンサーが液漏れ・頭部膨張しています(写真の赤丸)
さらに気になったのは、すでに3つの電解コンデンサーが交換されていました。液晶パネル用2つと起動用1つの電解コンデンサーです(写真の黄丸)
検証用のTX90につないでみても、全く電源が入りませんでした。
おそらく、以前液晶パネルが映らなくなったか電源が入らなくなったかで、修理に出したのだと思います。その際に、液漏れ・頭部膨張している電解コンデンサーだけを交換修理し、治ったのですが・・・今回、他の交換していない電解コンデンサーが故障(液漏れ)してしまい、電源が入らない現象となっています。
もう一つ気になったのは・・・電源ユニットのファンの向きが逆に取り付けられていたことです。この電源ユニットは、ファンが本体内部側についていますので、吸気方向に取り付けます。そしてACコンセント側(外部)へ排気するような風の流れになっています。これが逆に取りついていると、電源ユニット・パソコン本体の熱を排気する風の流れがないので、結果的に内部の温度が高くなり・・・いろいろな部品の寿命を短くしてしまいます。
11個の電解コンデンサーを交換し、ファンの取り付け方向を直して修理完了です。
検証用のTX90の取り付けて、パソコンが正常起動することを確認し、半日負荷テストを実施しましたが問題ありませんでしたので、ご返却です。
