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修理できない電源ユニット

こちらのブログをご覧になり、パソコンの電源が入らなくなり、電源ユニット内部を確認して電解コンデンサーの頭部膨張・液漏れが確認できたので、交換修理のご依頼がありました。

電源ユニットを受け取り・・・事前の通電確認で、全く通電の気配がありません
2次側の電解コンデンサーの場合、無負荷時では電圧が出力されることが多いのですが・・・

まずヒューズを調べてみると・・・やはり断線していました。ヒューズが切れていては、通電するはずがありません。
次にヒューズが切れた原因を探します。ヒューズが切れるのは1次側が原因のことが多いのですが・・・調べると、1次側高圧DCをスイッチングするFETがショートモードで故障していました。
う~ん、このスイッチング用のFETがショートモードで故障した場合、それ以外の部品にも高圧がかかるので、他の部品にも影響がおよんでいる可能性があります。
特にFETのゲートにも高圧がかかり、ゲートを制御する回路部品も故障してしまう可能性があります。

ヒューズとFETを入手して、交換作業を行いました。
再度通電すると・・・はやり同じ現象です。
FETだけでなくて、制御する周辺回路の部品も故障してしまったのだと思います。周辺回路部品は、チップ部品が多く使われており・・・それらまで、状態のチェックを行うのは、どらともでは不可能です。

修理ご依頼いただいたお客様には、大変申し訳なかったのですが・・・今回は修理不可能ということでご返却させていただきました。
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