二百名山クジラのデンデケ放浪記

二百名山クジラ(ドラ猫)が歩く飲んだくれ放浪記です

最強キャラ登場!

2011-11-19 07:43:43 | 日記
屋上レストランからもわかるように、ドミトリーを除けばお洒落なホテルです。2階にはフカフカソファーがある談話室があり、誰もいない朝方、ごろりと横になって本を読むのに最適です。外に出ると、オハヨー!と声が掛かりますが、別に客引きでもありません。ラッシー屋で朝の一杯30。3軒並んでるので飲み比べてみますが、違いは分からんなぁ、これも美味しいですよ。ホテルから1時間歩いて風の宮殿。この辺からアンベール城行きの市バスに乗れるそうです。昨日の若者に、確か29番ですが、周りのインド人に聞けばよいんですよ、と教わったんですが、そいつ等が一番信用できないんですよっ(泣)悪気は無いらしい?のですが、平気でウソを教える事はしょっ中です。が、心配する事もなく、丁度停まってるバスの横で、車掌がアンベールアンベールと連呼してました(笑)マイクロバスにグルリ席を取り付けた内部は頭がつかえるくらいの高さで、私が乗ると、無理して詰めて座らせてくれます。そのあともどんどん乗ってき
て、あんこが出そうな状態に(泣)町中は嫌になるくらいノロノロ走り(エンジンパワーもそんなもん)売店の前で停車して、ボンネットを開けたりしてます?誰一人文句を言う訳でなく、大人しく待ってます。車掌が回って来たので10札を渡します。行き先を告げる訳でもありません。暗黙の了解って奴ですね(笑)外国人はアンベール城に行くに決まってる、という事ですね。最後は山をアヘアヘ上ると、丘の上に巨大な城が見えてきます。車掌がこっちを向いて、親指を立て、アンベールフォート!ウンウン♪
まずは奥にあるジャイガル要塞から攻めましょう。アンベール城行きの名物象タクシーに抜かれて(泣)人間を恐がらない猿を見ながら急に人気が無くなる砦みたいな道を上ります。道のちょっと先では猪の親子がゴミあさりをしてます。30分弱で到着。入場料は、昨日のシティパレスと込みですので、カメラ持ち込み料50を払います。上ってる時は本当にここか?と半信半疑でしたが、中に入ってみると、結構人はいます。手前からはアンベール城を見下ろし、向こうの丘には万里の長城を彷彿とさせる砦がウネウネ続いてます。確かにこの城は攻めにくそうです。実際、ムガール帝国も攻めきれなかったそうです。その後、宥和政策で娘をムガル皇帝の側室にして庇護下にはなったのですが。裏側に廻ると、車が一杯でちょっとムッとするのですが、(歩いて登るのは金の無いインドの若者)世界最大の車付き大砲もあります。アイスキャンディ20を舐めて喉の渇きを癒やします。砂漠の入り口なので空気が乾いてます。雲は無いのですが、少し霞んだ空で、陽射
しは強いですが風が吹けば涼しく、汗もにじむ程度です。ゆるゆると坂を下って1時半にアンベール城。入場券200を購入して、入る前に日陰のベンチでクタッと休みます。










……膝をツンツンする奴がいます。アラレちゃんのウンチじゃないぞっ?と顔を上げると…出たーっ(泣)関西のオバチャン!アンベール城を見終わって一服し、さて、ジャイガル要塞への道を探していたそうです。親切にも、そこから出て、右に曲がって…全然聞いてへんがな(泣)キットカットを取り出してパキッと半分に折り、突き出します。まあ、知らない人じゃないし、疲れた時は甘いものですので食べちゃったら、今下りてきた道を引き返す羽目になります。完全にS女です。小出真理子、推定27歳、独身、彼氏有り。お前と付き合える彼ってどんな奴やねん?真理子はそのままでいなきゃ真理子じゃなくなるから、とヤケに包容力のある彼との事ですが、半年以上も放置では、今頃は新地で別のツレ引っ掛けてますね(笑)父親は63歳と、本人より親に歳が近い最近良くあるパターン。真理ちゃん自身も実は韓国のハーフと疑ってたそうで、中学生の時オヤジに、正味韓国ちゃうん?と突っ込んだそうです。韓国人の名字って半分に
折れるんが多いんですか?金本とか。小出も怪しいやん?したら、小は右と左ちゃうがな!やて。元は長野の諏訪神社で働くレレレのオジサンの家系で、全国に神社と一緒に派遣されたそうです。皆さんのお近くの諏訪神社の近くに小出姓があるか、調べてみてください。私が以前デブやった事もバレてました。痩せ方が不自然なんで、あー、インド飯が合わんで痩せたんやなと思ってたそうです。実際はバングラデシュでの水下痢が原因ですがね。パスポートのふくよかな写真を見せると、爆笑されます(泣)






要塞の入り口で引き返そうとする首根っこを掴まれ、使用済みの半券を係員に示して改札を通れるよう交渉してくれ、強引に中まで案内させられます(泣)彼氏の顔が見たいです。兄2人の長女で、お父さん子、今でもお父さんと良く喋るんだそうですが、多分一方的にコイツが喋ってるだけやな(泣)お父さんも困っとるで(多分)グルリ付き合わされてまた城まで下ります。じゃあね~!と別れようとすると、(私はまだアンベール城観てない)そこのサテンで待ってるからっ!まだ何か用がありますか?(泣)
外で見るほど見所がある訳でもなく、ほう、デカいなぁの印象です。それより、中はプチ迷路?みたいになってて、脱出に苦労します(泣)さ店も分かりづらい所にあり、やっと見付けたら、遅いやないかっと言わんばかりに塀に脚を載っけてタバコをプカーッとふかしておられました。バスで旧市街に戻り、朝のラッシー屋で一服した後、いつも混んでる人気の店と歩き方にある老舗レストランに入ります。ご褒美にメシ奢ってくれるそうです♪頑張った甲斐がありました。座って、メニューを見て…あれ?何で出るんですか?何でも値段が高過ぎて、あんたに奢るんが勿体無いそうです(泣)並びの少しインド人向けの店に入ります。真理ちゃんによると、こういうときはタリーを頼めと。これはどこのレストランでも力を入れてる宣伝メニューやから。










カップルなら、ちょっと違うのを頼んでシェアするんでしょうが、マハラジャと使用人位の関係ですので同じタリーを2つとミネラルウォーター(アルコール無し)あっ、これは日本でよく見るインドカレーですね。もう1ヶ月居ますが、初めて食べます(笑)色んな味が楽しめて良いじゃないですかっ!予想通り量が多くて、2人で盛大に食べ残します(泣)だからシェアすればよいに…と思いましたが、使用人の分際で提案出来ません。残りモンは犬が食うたらええんやっ!ま、そりゃそうですし、綺麗だから外にうろついてる乞食でもいけると思います。マジでご馳走になっちゃいました。生憎ホテルの方向が一緒です。薄暗い癖に車は多い中を避けながら歩きます。さすがにご馳走になりっぱじゃあ寅さんらしくないので、ビールとか飲まれますか?飲むそうです。ホテルまで戻るのは遠いし、高いので、バーの看板を幾つかメグってホテルの地下へ。極端に光量を落とした店内はインド人だらけです。オムレツと野菜揚げを頼み、突き出しのピーナッツを食べながら
真理ちゃんは喋り続けます。インド人宅に居候して、観光や日々の行動もインド人となんで、インドに来て絡む日本人は私で二人目なんだそうで、(一人目のバックパッカー君は無事かしら?)日頃使わない関西弁が気持ち良く発散出来るそうです。あーそうですか、と手酌でビールを飲みます。


話の合間に、何か教えてほしい事はあるか?と久しぶりに振られたので、ずっと疑問に思ってた事を幾つか。①ガネーシャの乗り物はネズミだが、シバは牛?(ナンディ)パールバーティは虎?②シバは妻であるパールバーティに殺されたの?(そんな絵を良く見る)③ガンジスの求婚をシバは断ったが、その後彼女はどうした?別に真理ちゃん自体がインド通という訳ではないようで、調べておくとの事でした。インド映画の話になり、カトマンズで観たボディーガードの話は全然聞いてくれず(泣)インドで一押しの女優が出てるブラザーズワイフというのが流行ってるらしく、ニューデリーで観に行こうという話が勝手に纏まります(泣)因みに真理ちゃんは明日朝早くの列車でニューデリーに戻るのだそうですが、酒豪のため11時の閉店まで粘って飲み続けます(泣)もう勘弁してくださいよ。700ルピー位だったかなぁ?記憶がありません。11時半、地下に戻ると、日本人は皆出て行って、新たに男三人が寝てます。足だけ洗って寝ます
(-_-)zzz

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