マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

郡上八幡へ(その1)

2013年11月05日 | 

 11月3日(日)から4日(月)にかけて、蓼科の山小屋を起点として、岐阜県の郡上八幡に出かけてきた。中央自動車道を松本ICで下車し、安房トンネルを抜け、ひるがの高原のペンション「グリーンレイク」に一泊。翌日に郡上八幡を散策し、帰路は東海北陸自動車道→東海環状自動車道→中央自動車道を経由して諏訪IC下車。帰りの高速は約200キロの距離、料金は5500円の半額の2750円だった。

 郡上八幡と聞くと、直ぐに思い起こすのが、新橋から吉田川へ飛込む若者や子供達の半裸姿。更には夜を徹した郡上踊り。今年8月、その踊りを見たくてはるばる飛騨まで出かけたのに、高山散策でのあまりの暑さに、踊り見学を断念してしまった様子は8月13日・14日のブログに書いた。今回は、リベンジと言うと大げさだが、そんな思いも少しはあった。
 ペンションを7時40分発。郡上八幡旧庁舎記念館
には8時20分着。早速、1000円で「散策クーポン」を購入した。このクーポン、八幡城・博覧館・齋藤美術館などの見学券がセットになり、更には食べ歩きメニューからお好みの2軒に寄れて、2品が食せるという、便利でお得なクーポン。これを持ち歩き一日中、町を散策した。郡上八幡は、古き町並みが数多く残る、水と歴史と踊りの町である事を実感した。今回から2回のブログでそこを書いて見たい。

 町を散策してすぐに気が付くことは水の豊富さ。まずは”飛込み”で有名な吉田川縁を歩き”飛込み”橋を見上げた。高度差さは12メートルとか。流れる水は濃紺だ。その
吉田川と小駄良川が郡上八幡城を取り囲み、両川は合流後長良川へと注ぐ。乙姫川沿いの散策路にもいたるところに湧き水がある。出発点の旧庁舎前には飲料可能な湧水があり、城への登り口にある安養寺脇の湧水も美味。これもここが山々に囲まれた盆地であるが故。(写真:吉田川から”飛込み橋”を見上げる


  (旧庁舎前湧水。飲料水に利用)


     (安養寺前の湧水)


         (吉田川)

 わけても名高いのが「宗祇水」。ここも湧水のひとつだが、全国名水百選でその第1号に指定された湧水で、周辺住民が“生活水”
として利用してきた。湧き水を、飲料水・米洗い場・野菜洗い場・さらし場の4段階に分け有効利用して来たのだ。(右写真:宗祇水)
 立て看板によれば、宗祇水の名の由来は、連歌の宗匠として知られた飯尾宗祇が文明年間この泉のほとりに草庵を結んで、この清水を愛用したところから名付けられそうだ。以来宗祇水は史跡として、市史跡文化財、県の史跡文化財の指定も受け、毎年8月20日には、縁日(宗祇水神祭)と定め、狂俳、連句の奉納のほか文芸祭などの文化活動が盛んに行われるとも書かれていた。名実ともに、「水の生まれる町」郡上八幡のシンボルとなっている。

 
 (宗祇水に至る狭い路地)      (乙姫川の流れ)