みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

楽天 kobo touch 本間 毅 執行役員 登場

2012年07月26日 | 電子書籍

 本体はコストパフォーマンスのすばらしい機器であるにもかかわらず、その周辺状況の混乱に目が離せない 楽天 kobo touch ですが、とうとう 楽天デジタルコンテンツ推進室の本間毅執行役員という人がITmediaの質問に答える形で、真相を語っている記事が掲載されました。http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1207/25/news106.html(2012年07月25日 18時52分付)

かいつまんで主旨(丁寧表現は省略しています)をあげておきますが、大体想像通りです。ピンクの文字は私見です。

Q  kobo Touchのアクティベーションに失敗する人が続出したが

A 多くのお客様に迷惑をかけたと認識している。Koboのサービスは19日午後3時に正式スタートする予定だったが、大きなミスを犯してしまった。専用PCアプリ「Kobo Desktop」のダウンロードサイトにアクセスできる状態になったのが、正式スタートより前だったので、最終テスト・調整が完了する前のアプリをダウンロードし、アクティベーションできないなど問題が発生した。

 と言うことは私が午前10時ごろダウンロードしたアプリは、テスト前の不完全なアプリだってことですが、俄かに信じがたい話です。真相は十分なテストせずに配布して、慌ててバージョンアップしたとしか思えません。

 私のインストールしたバージョン3.01は、普通にアクティベートできたので、新しいアプリを再インストールして逆に不具合起きても、いやなのでそのままにしてあります。

このアプリの不具合で次のような問題が生じたとしています。

1. 端末にプリインストールされる「青空文庫」のサンプルファイルが、最初のページと最後のページしかない不完全なものだったり、表示に不具合が起きたりしていた。

2. Windowsの特定のバージョンで、ユーザー名にかなや漢字を使っていた場合、エラーが出てKobo Desktopをインストールできない問題が起きた。

これまでに分かっている不具合は、すでに提供済みのデスクトップアプリ3.0.2で解決しているとのこと。

また、アクティベーションや同期のための回線もひっ迫し、楽天IDでのログインやデータの同期がうまくいかないことがあった。サポート情報を提供するコールセンターも電話がつながりにくかった。

Q スピードを重視するあまり、事前の検証が不十分になったのではないか。

A 事前の検証は十分にやっていたが、日本語対応、日本語組版で縦書き、かつEPUB3に合わせていくことに困難が伴った。

 結局、間に合わなかったということですよね。 

 私としては、自炊文書の日本語ファイル名の文字化けや、本棚の文字化けについては、海外のフリーソフトなんか使うと当たり前のことで、全然気になりませんでした。さすがカナダのハードって感じで、おいおいファームウエアのバージョンアップで対応するんだろうな、というぐらいにしか思わなかったけれど、ショックを受けた人が意外に多かったってことですね。


Q日本語書籍は3万点を用意するとしていたが、当初のラインアップは約2万点、うち1万点あまりが「青空文庫」の無料作品という状態だった。

A 日本語書籍の点数は、出版社との関係をベースにはじき出したもの。日々追加しており、実際にその数字に近づいている。7月中には必ず、3万タイトルに到達する。
 ラインアップをそろえるのに時間がかかったのは、ファイルを新たにEPUB3に作り直す必要があり、当初契約できた書籍数と、リリースまでに間に合ったもの間にギャップが出た。

 これについては前にも書きましたが、私みたいに自炊したものと、せいぜい青空文庫を活用しようとしている者にとっては、痛くも痒くもありませんが。 楽天も見切り発車は認めているようですから、民主党じゃないけど長い目で見てあげたらいかがですかね。生死にかかわる政治(特にあんな売国・国家解体政権)は、長い目で見られるのに、7,980円のことは我慢ができないなんて、面白い国民ですね。

Q 「楽天24koboショップ」のkobo Touch販売ページには辛らつなレビューが多く投稿され、「☆1つ」のレビューが最多となる炎上状態にあった。23日には投稿されたレビューへのリンクが削除され、レビューのURLにアクセスしても閲覧できない状態になった。

A「期待を裏切られた」という怒りの声もあり、レビューがレビューとして機能しなくなっていた。良いこと、悪いこと含め、あるべき姿を参考にするのがレビューだが、不完全な状態からスタートしたkobo Touchのレビューの場合、かえって誤解を招くのではないかと判断した。
 混乱を避けるため、いったん状況を正常化させてから、レビューを再開したいと考えている。レビューを非表示にしたのは緊急の一時的な措置で、投稿されたレビューの削除は考えていない。

 やっぱり、サーポートの不具合、機器操作の不慣れや誤解で商品自体の評価を下げられてはたまらないということだったんですね。しかし。これができるとは、流石に民間企業ですね。


Q PCにつないでアクティベーションするのは煩雑。PCレスでアクティベーションできるようにならないか?

A PCにつなぐ必要があることで、セットアップのハードルが上がっているのは事実。PC不要のアクティベーションも検討していて、そのための開発も始めている。

Qパッケージにマニュアルが同梱されておらず、使い方が分かりづらい

A ヘルプページを写真付きで作り直したが、そういったものは先回りして用意すべきだった。マニュアルを印刷し、本体に同梱することも検討している。

 E Inkのパネル自体は、KindleやSony Readerなど他社と同じで、使い勝手に遜色はないと思っている。kobo Touchは世界で使われており、ユーザーインタフェースは世界共通なので、こなれているはずだと思ったが、分かりづらいという声もあり、改善が必要と判断すれば対応する。

 kobo社は、既に楽天が買収しているので、日本人本位でファームウエアやアプリケーションが開発・改良される可能性もでてきたと言うことですね。

書籍の表紙の画像は、書籍タイトルが書かれておらず、どの本なのか分かりづらいという声に対しては、対応に動いており。間もなく、表紙にタイトルが入る予定。

自分でPDF化した(自炊した)書籍をkobo Touchで読みたいユーザーからは、「PDFが見づらい」という意見が出ているが、 自炊のニーズは認識しており、改善したいと考えている。ただ根本的な部分なので、少し時間が欲しい。

 アプリで対応するのでしょうか、ハードの改善で行かれると、初期ロットを買ったものとしてはショックなのですが。

Kobo Desktopで書籍の検索がしづらいという声には、アルゴリズムの見直しを行なっている。

Q Koboはカナダ企業のため、書籍に消費税を上乗せしないという話があったが、書籍の実際の販売価格を見てみると、消費税分が引かれている書籍と、そうでない書籍がある。

A ほかの電子書籍ストアと同じ値付けにしたい出版社と、消費税分は省こうという出版社があるため。

Q 最大3000ポイントの「キャンペーンにエントリーする」ボタンを押さなかったユーザーもいたようだ。

A 事前予約の客には、登録がなくても、会員ランクに応じてポイントを付与することにした。

総括として
 販売台数は公開できないが、これから市場を作っていけると手応えを感じている。コールセンターやネットの意見などを見て、フィードバックしていく。最初にかけた迷惑を挽回できるとは思わないが、よりよい体験をしてもらえるよう、努力していく。 お客様の声を聞き、優先順位を付けてどんどん改善していく。セットアップや使い方の説明、コールセンターの改善、コンテンツの充実など、改善への努力をスピーディに行い、期待に応えていきたい。とのことでした。

 私としては、この騒動をきっかけに、楽天のデジタルブック事業が頓挫して、せっかく買ったkobo touch が無用の長物にならないことを祈るばかりだったのですが、この弁明を鵜呑みにすれば、怪我の功名というか、kobo が日本人本位に改良されていく、いいきっかけになったのではないかと、ちょっとほっとしたのと、淡い期待が出てきました。

 

 

 

 





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 楽天 kobo touch 炎上 レビュ... | トップ | 宮ヶ瀬ダムの観光放流を見て... »

コメントを投稿

電子書籍」カテゴリの最新記事