テレビは見ないようにしているのですが、久々にテレビドラマを見てしまいました。
日テレ「掟上(おきてがみ)今日子の備忘録」です。
結論。やっぱり見なきゃよかった。
西尾維新の初めての(?)実写ドラマ化ということで、どんなものかと貴重な(?)時間を割いて見てみたのですが、期待通りまったく面白くなかったですね。
1.主演がさげまん剛力でなくて新垣結衣だったので、ちょっとほっとしましたが、新垣結衣ってこんなに演技ヘタでしたっけ?
2.冒頭の演出が「シャフト」(化物語のアニメ制作会社)そのものだったので、なんだパクリかと思っていたら、あとは、その勢いが続かずグズグズのホームドラマに。
演出が映画「ガッチャマン」の佐藤東弥ですから知れています。シャフトに頼めばよかったのに。
3.今回感じたのは、やっぱりアニメの表現力ってすごいということでした。西尾維新の原作を読む→アニメを見る→もう一度原作を読む これが、全く違和感なくイメージがつながり、文章の中でアニメのキャラクターがちゃんと演技をしているのです。
今度、掟上今日子の原作を読んでも、決して新垣結衣は出てこない感じがします。演技力の問題もあると思うのですが(アニメの声優は本当に上手い)、それ以上に、表現方法としての実写ドラマの限界があるように思います。
だから、原作のシチュエーションだけ借りて、全く別物を作ればいいと思います。ただ、そのためには脚本家の実力に頼るしかないのだから、やっぱり、電通や博報堂が製作しているドラマでは不可能ということですね。
漫画や小説の実写化がことごとく失敗するのは、こんなところに原因がある様な気がします。
そういえば最近「図書館戦争」の実写映画がテレビで流れていましたが、あれも、酷かったっですね(結構テレビ見てるじゃん。いえ、10分ぐらい見て消しました。)。原作者の 有川 浩 さん、プロモーション上、「映画化されてうれしい」みたいなこと書いていた気がしますが、きっとがっかりしていたのではないしょうか。
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