テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「ChingChang/憎しみ」13週目

2009-10-30 | タイドラマ
第49話
サンチャイは行列の賑わいに混じってヨーンチャイに近づいていきます。そしてとうとうヨーンチャイがサンチャイの存在に気付きます。いち早くサンチャイに気付いていたピンがどうにか銃口をそらすのですが、もみあいになるうちアーティットを庇ったピンが撃たれてしまいます。ピンが撃たれたことを聞き驚きで意識を失う祖母の前に、アーリーが到着。ピンがまだ生きていたことを知り動揺します。病院に運ばれたピンの容態は深刻でした。

ピンの前にアーティットを連れて来たイム。「本当のことを言うときが来た」と話し出すイム。ピンがアーリーの最初の夫で、アーティットの父親であること、家が火事になったとき、ピンも死んだとみんな思っていたけれど、実はピンは逃げ延びていたこと、絶望し酒びたりになったこと、再会しても名乗れずにいたことを初めて知り、ピンを初めて父と呼ぶアーティット。一方アーリーはみんなとは別に、ひとりでピンの病室に向かいます。

ピンの前に現れたアーリーは、眠っているピンに自分の今までの非を心から詫び、涙を流します。立ち去ろうとしたアーリーに気付いたピンは、アーリーに声をかけます。20年近くの年月を経て、再び向き合うことになった二人。「どうかアーティットのことを、息子として愛してやって欲しい」とアーリーに願うピンに対し、アーリーも「これからはアーティットのことも大切にする」と約束します。寺では出家の儀式が粛々と行われていました。

儀式を終え、黄色い僧衣に身を包んだアーティットとヨーンチャイが出てきます。参列者のなかにアーリーの姿を見つけ、思わず立ち止まるアーティット。「私が今までしてきたことを、どうか許してください」と涙を流し心から詫びるアーリーに、アーティットも涙ながらに「許します」と答えます。20年近くのときを経て、ようやく家族の絆が再び蘇りました。母は娘たちを抱きしめ、一同喜びの涙を流します。

ピンとアーリーの再会。こんなアーリーを許せるなんて、ピン、いい男です。

今日はいろいろなことがあった回でしたね。アーティットがついにピンが父であることを知り、アーリーとピンも和解、アーリーとアーティット、家族の和解・・・アーリーが、アーティットを身ごもって以来初めてピンに優しい言葉をかけるシーンでは、思わず号泣してしまいました。今まで自分を犠牲にして、家族を守ってきたイム、イムの母にとっても久しぶりに心が安らいだ一日となったことでしょう。あとはヨートとイムの関係だけ。明日はついにヨートとイムが対面するようですが、誰の葬儀でしょうか?ピンは死ぬのでしょうか??せっかくピンとアーリーが和解できたというのにそれはあんまりな気もしますが。


第50話
朝のタンブンを終えたイムたち一家に、病院から知らせが入ります。すぐに病院へ向かったイムとアーリー、出家中のアーティットも一緒です。ピンの容態が急変したこと、朝になってまっさきにアーティットに会いたいといいだしたことを聞き、アーティットはピンのそばへ。僧の姿となったアーティットにピンは目を細めます。「もう行かなくては」と死を覚悟するピン。アーティットから経文を唱えられ、手を合わせたのち、ピンは静かに息をひきとります。

身寄りのいないピンの葬儀をイムたちは行うことにします。話を聞いたゴイとギンは、ヨートと一緒に寺へ。ヨートの姿をみた村人は「ヨートの幽霊だ!」と大騒ぎ。騒ぎを聞きつけたオーンも、ヨートの姿を見て言葉を失います。「ヨートとは誰だ?」と訝しがるヨートの前に現れたイム。20年間待ち続けたヨートの姿に、イムは持っていた花を取り落とし、気を失ってしまいます。僧となったインも「信じられない」と絶句します。

ヨートは、今の自分は20年前怪我を負って川から発見されたこと、一切の記憶がなかったことを話します。インも、ふたりの男がひとりの女性を奪い合ったこと、その女性はイムであること、ヨートはイムに媚薬を盛り自分のものにしたこと、納得ができなかったもう一方はさまざまな手段でヨートを傷つけたこと、挙句背中から銃で撃ち川に流したこと、そしてそれをしたのは、自分であることを告白します。「許して欲しい」と訴えるインに、ヨートは手を合わせます。

仏室から出てきたインとヨート。結論を急ぐ一同に「ヨートの背中には、私がつけた銃創があった」と静かに言うイン。「それはつまり・・・」と言葉を待つイムに、インは「チャラーチョンは、ヨートに間違いない」と言いきります。自分が何者か分かり、笑顔を見せるヨート。しかしウーンはゴイとヨーンチャイが兄妹であることがはっきりし、事実を認めることができません。「ありえない!」とその場を後にしてしまいます。

死んだと思っていたヨートにそっくりなチャラーチョン。言葉を失います。

ピンがとうとう死んでしまいました。せっかく両親が和解し、自分に肉親が出来たというのに、あまりにもあっけないピンの最後。悲しみを堪えるアーティットの姿が印象的でした。そしてとうとうチャラーチョンがヨートであることが判明。まだ記憶の全ては戻ってきていませんが、いつかきっとも出だせる時が来るでしょう。そのときイムとの関係はどうなっているのか?!しかしウーンにとっても、ヨートは自分の愛した人。惚れ酒を飲ませ一夜を共にし、ヨーンチャイを授かったのです。ヨーンチャイとゴイは兄妹ということになり、当然結婚などできるはずがありません。この現実を、まわりはいったいどう受け止めていくのか・・・。


第51話
ヨートはイムに、自分達の関係を尋ねます。幼なじみだったこと、媚薬を盛られ一緒になってしまったこと、そのことを知り腹を立てたけれどすぐにヨートが本気だと分かったこと、自分達は深く深く愛し合っていたことなどを涙ながらに語るイム。一方ウーンはこっそりインのもとへすべてを告白しに行きます。ヨーンチャイは、自分が惚れ酒を使って身ごもったヨートの子だというウーンの言葉に、インは驚きますが「事実は事実」としかインも言えません。

イムとヨートも、ヨーンチャイとゴイが血縁関係にあることに気付きます(ヨーンチャイの父親は、ヨートの弟ジンだと一同思い込んでいるのです)。結婚のことはウーンの決断次第だというヨート。しかしウーンは「二人を結婚させることはできない」と強く反対します。話をこっそり聞いていたゴイはショックを受け、ゴイに気付いたヨーンチャイから逃げようと足を滑らせ川へ。ウーンから一部始終を聞いたヨーンチャイも、現実をすぐには受け止められません。

ウーンはヨーンチャイと話をしようとするのですが、ヨーンチャイはウーンを避けようとします。ウーンが急に結婚に難色を示し始めたことに、オーンは不信感を募らせます。「なにか隠しているの?」とオーンに尋ねるのですが、当然ウーンはなにもいいません。再びインのもとへ相談にいくウーンでしたが、インは「ヨーンチャイに本当のことを話すしかないのでは」と答えます。こっそり話を聞いていたオーンは、ますます不信感をもちます。

ウーンのヨートに対する態度に不満をあらわにするイム。「どうしてあんな失礼な言い方をしたの?」とウーンを責めます。オーンも、「なにか隠していることがあるのでは?」と言い出し、ウーンは窮地に立たされます。ウーンがインのもとへ行っていたこと、『私たちの子供』と、ヨートのプラに話しかけていたことなどをイムの前で話すオーン。覚悟を決めたウーンは、ヨーンチャイの出生の秘密をとうとう話します。話を聞いたイムは「どうして今まで黙っていたの?」と言葉を失います。

アーリーも家族との絆を取り戻します。

とうとう本当のことが明らかに。ヨートのイムの間の深い絆が取り戻されようとしています。「もう一度、あなたを抱きしめてもいいですか?」とイムに尋ねるヨート。20年ぶりに抱き合うふたりにはもらい泣きでした。たしかウーンは、母に「ジンの子なの?」と尋ねられ、ヨートの子だと言っていたような気がするのですが、イムには隠し通してきたのですね。当然このことが明らかになれば、今まで楽観していたイムとヨートも、ゴイとヨーンチャイの結婚を認めるわけにはいかなくなります。インがことあるごとに「ヨーンチャイにはよくないことがおきるかも」と言っていたのは、やはりこのことを指していたのですね。


第52話(最終回)
ウーンはみんなに本当のことを話します。話を聞いてヨートは愕然としますが、イムは、「ゴイとヨーンチャイに本当のことを言わなくては」と静かに言います。帰宅したヨートはゴイにこのことを話します。あまりの出来事にゴイは気を失ってしまいます。一方ヨーンチャイも、ウーンから全てを聞き、言葉をなくします。仏室に入り、中から扉を閉めてしまいます。必死に扉を叩きヨーンチャイを呼び続けるウーンに、インが「今はそっとしておいてやってほしい」と声をかけます。

イムとアーリーはゴイの見舞いに行きます。時間が立って少し落ち着いた様子を見せるゴイ。ヨーンチャイの様子を案じます。一方ヨーンチャイは夜になっても仏室から出てこず、ウーンは心配します。窓からこっそり中の様子をうかがったオーンは、ヨーンチャイはナイフを手にしていました。驚いたオーンはすぐさまウーンにこのことを伝えます。「自殺するなんて!」と、ウーンとイムは必死に扉を叩き、ヨーンチャイの名を呼び続けます。

とうとうヨーンチャイは扉を開けます。自殺を思いとどまり、修行を続けることを決心したと語るヨーンチャイ。一同胸をなでおろします。後日、修行の旅にインと出かけることになったヨーンチャイ。見送りに駆けつけたイムたちの前に、ヨートが現れます。初めてヨートを父として見つめるヨーンチャイ。ゴイとギンもやってきます。ヨーンチャイの修行の成功を祈り、一同の見送りをあとに、ふたりは旅立ちます。

1年の月日が流れました。両親の遺影に手を合わせるイム。その日はイムとヨートの結婚式が行われることになっていました。結婚の衣装に身を包んだイムをみて、ヨートは「とてもきれいだ」と笑顔を見せます。ゴイはアメリカ留学から帰ってきて、久しぶりにヨーンチャイと会います。兄妹としての絆を深めるふたり。そしてアーティットはギンに指輪を渡し、結婚を申し込みます。イムとヨートの結婚を、僧となったインも祝福。記念写真には誰もが幸せな笑顔を浮かべていました。

ほんとにイムの結婚衣装は素敵でした。

いや~、長かったです!でも最後超ハッピーエンドで本当によかった。ゴイとヨーンチャイ、兄妹ということで、恋人同士とは違ったまた別の関係が築けるでしょう。ギンとアーティットも・・・なかなか素直になれないギンに「目を瞑って」と指輪を握らせるアーティット、そしてその指輪を「はめなさいよ!」とアーティットに命令するギン、可愛かったです。そしてイムとヨート。紆余曲折を経てようやく夫婦としてまわりに温かく迎えられることとなったふたり。自分のことはあとまわしにして全てを家族のために尽くしてきたイムに、とうとう幸せが訪れました。ドレス姿が本当に美しかったですね。「これからふたりで新しい人生を築いていきます」とヨートも言っていましたが、いろいろなことがあった二人だからこそ、これからきっと幸せになれるでしょう。いや~、最終回にふさわしいほんと心温まるよいエンディングでした。


そしてとうとう来週から始まる「プルンニー・ゴ・ラック・タゥー/明日も君が好き」、主演はPong&Aum、私の大好きなFlukeもAumの弟役で出演します。EXACTの名プロデューサー、P'Boyが監督を務めるとのことで、これまた楽しみな展開になるかと。みっちりレビューしますので、是非みなさん一緒に楽しみましょう!!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿