TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

まぼろし

2006-09-13 | 言霊
いつか辿り着く情景というのは皆同じ淡い色の思い出なのでしょうか。
一番大切な景色はいつも同じ景色。
早瀬の青や焼かれた空も灰色を帯びている。

波音のしない穏やかな海を見ているだけの自分。
波音だけでなく何も聞こえない。

心は黙って忍び込みたいと思っていても届かない。
そこに続く帰る道の存在を
決して確かめることができないと
わかっていても思い出してしまう弱さは何でしょうか。

毎日、生きて生きて生きて
いつかその情景にとけ込んでしまいたい。



 同調シンクロしてしまってどうしようもありません。
いつもなら伝えたいことを自分なりに解釈して書き残すことができるのですが…

 GARNET CROWの23枚目のシングル「まぼろし」で綴られている言葉は解釈する余地がないほどに私の心の中にもある大切な部分を表していて、音楽を聴いただけで想いも言葉も溢れ出しそうです。
 作品を聴いただけで涙が出てしまいそうになるのはこれまでただ1度しかない。
 シャルル・トレネの「ラ・メール」と同等に心の奥底から何にも残らず掬い取っていまいような作品がよもやJ-POPの世界に存在しようとは…
 このような作品を表してくれたことに深く感謝したい。