TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

第2幕

2006-04-25 | Weblog
 この4/23の日曜日、2006年の4戦目のサンマリノGPでフェラーリのM・シューマッハが今季初勝利をあげた。このGPの開催されたイモラは聖地と呼ばれ、F1に輝かしい歴史を残したA・セナが最期を遂げた場所でもあり、フェラーリの本拠地でもある。大勢のファンに見守られながら実に晴れやかな表情をしていた。
 通算6度の年間優勝をおさめ、F1界で「赤い皇帝」と呼ばれるこのM・シューマッハも昨年は至上最年少王者のアロンソと所属するルノーというチームの後塵をはいし続けるばかりだった。
 そんな彼でも、「こんなことなら一昨年に総合優勝を果たした時に辞めておけば良かった」と思ったことがあるだろうか。そして一体どこで歴史に残るF1ドライバーとしての第1幕に別れを告げ、新しい出発を決意するのだろうか。年齢的に体力的にそういう決断をしなければならない時期は近いはずだ。

 これも先週のことであるが日ハムの新庄剛志選手がシーズンが始まったばかりだというのに早々に今シーズン限りでの引退を発表してしまった。阪神タイガース→メッツ→日本ハムファイターズと在籍し、いずれでも記憶に残る言動を残し球界の中でのスター性を否定することはできない。しかし彼は自ら野球選手としての幕を降ろすことを決意したのだ。第2幕のシナリオが彼自身にはっきりしていてそれが実現できるかどうかはわからないがとにかく次幕に移るのだ。

 そしてやはり映像で流れる音楽PVを見ていて感じたのだが「彼らはこの後どうするのだろうか」ということ。
 B’zというグループである。1988年のデビューからほぼ第1線で22年もの間活躍を続けている。路線的にはずっと同じ路線だろうと思うがたくさんのファンを惹きつけて今もその人気を保っているのだが、PVを見ているとさすがに皮パンツをはいて髪を振り乱しながらぶつけるように歌う姿(バラードでも力技をかんじます)はもう無理な年齢にきているのがありありと見てとれたのである。ビジュアル的に素敵だったのにビジュアル的に(中年の脂がのって)見るのがキツイ状態が好きな私にも感じられるのですから。しかしながら全く同じ路線で今もトップを走り続けているわけだからその路線を変更することはかなりの決断が必要だ。でもこのまま年齢を経てもあれを続けていけるのだろうかと甚だ心配なんです。

第2幕がすでにある予定の人、予定がない人、それすらわからない人と様々だが同世代の人間としてとても気になる方々なんです。30代(B’zの2人は既に40代ですが)の生き方や考え方が今後の人生に大きな影響を与えるとどこかで聞いたことがありますが、最近、おぼろげながらその言葉を感じとれるような気がします。

聖地イモラでM.シューマッハが勝利!