TAMAちゃんダッシュ

愛犬タマとマル民の私の毎日です

多分アレルゲンではないけど 嫌なもののうんちく

2005-02-21 | Weblog
 多分アレルゲン(アレルギーの原因物質)ではないと思いますが、私に
とってアレルギー反応が出てしまいそうになるぐらい苦手な植物があります。
いつの頃からか秋の風物詩になってしまったかと思うような繁殖力を持つ黄色
いあれ-「セイタカアワダチソウ」である。(学名Solidago altissima)
 他の植物の入る隙間がないほどびっしりと宅地造成地や線路沿いに生えていま
すよね。北米からの帰化植物ですが日本の風土になじんでしまってあっという間
に大繁殖。みなさん一度はお目にかかっていることと思います。
 キク科の雑草はかなりアレルゲンとなる人が多くて、例えばブタクサやヨモギ
などにアレルギー反応をおこすことはよくあるそうです。そしてこのセイタカア
ワダチソウも長い間犯人扱いを受けていたそうですが、どうやら学問的にアレル
ゲンではないと言われているようです。本日のタイトルに多分がついているのは
実はまだそのことを私自身が疑っているからに他ならないわけですが。
 あの草姿は凄まじいというしかない。木質化した強健な茎、傘状になった強烈
の黄色の花、激しく飛んでいきそうな花粉、そしてそのままの姿で花を落とさず
立ち枯れる。花は白く綿のようになるが花粉以上にそれを吸い込むと害がありそ
うで怖い。そして切っても切っても花期であるならどんなに短くても花をつける。
きっとこの生命力に自分の方が負けてしまいそうだから苦手なんでしょうね。
 しかし近年大繁殖をしてきたセイタカアワダチソウ、数自体は減少してきている
らしいです。それはセイタカアワダチソウの強さにも勝つことのできる植物があら
われたことやセイタカアワダチソウ自身が自分たちを壊しているからだそうです。
セイタカアワダチソウはアレロパシー(他感作用)といって他の植物の種子の発芽
を抑制する物質を地下茎から出し、自らの地下茎を守り繁殖するということを長い
年月行ってきたわけだが、その化学物質によって自滅しているらしいのです。
 「自らの持つ毒で自らを御することができず滅する」
 本来雑草とはそういうものだし、セイタカアワダチソウ以外にもアレロパシーを
おこす食品作物もあるのですが、私にとって恐ろしい意外の何者でもありません。
ホントにアレルギーをおこしそうなほどです。


 もっかのところの私の心配は始めたばかりのアレンジメントでそれが出てくるか
どうかということ。海外では園芸品種化されてアレンジメントとしてSolidago
canadensisが広く流通していて日本でも使われ始めました。学名が少し違うので
同じ仲間ではあるがまったく別物。でも花姿はほぼ同じです。それに触れることが
できるのか。アレンジメントや添え花として知られているソリダスター(Solidagoと
Asterのかけあわせの花)は最初のレッスンで出てきて何とかクリアしたけど心配で
す。克服できるよう祈るのみです。