チケット持って、おさんぽ行こう

ディズニー・映画・ミュージカル関連を中心とした
気ままな体験・鑑賞記録ブログ

ジャズ・シンガー (DVD)

2013-02-02 21:27:37 | 映画:サ行
THE JAZZ SINGER (1927)
メディア:映画
上映時間:89分
製作国:アメリカ
公開情報:劇場公開(劇場公開)
日本初公開年月:1930/08/
ジャンル:ドラマ

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今年ワーナー設立90周年だそうで先日ブルーレイが発売されて話題だったみたいですが、
今回はノーマルDVDを100円レンタル(笑)
メモ程度に感想残しておきます。



映画史の中でも”世界初のトーキー映画”という歴史的作品。
主人公の歌唱パフォーマンス及び一部台詞やりとり3分の1程度ですが、
無声映画しかなかった当時突如として出演者が歌いだす映画を目の当たりにすれば
そりゃ観客は驚きますし話題になったのも納得です。
ちなみに不思議にも現代社会を生きる私が観ても、もっと歌ってたんじゃないか?と思うほどの印象がありました。
アーティスト」や「雨に唄えば」を観ていたので歴史的流れは何となく分かっていた気がしてましたが、
この作品あるからこそ今の映画スタイルがあるんだとしみじみ観ちゃいました。
あと個人的にはトーキーが生まれるきっかけがミュージカル映画だったということを知れて嬉しかったり。
また、サイレントシーンもレトロな雰囲気が新鮮に感じるところもありました。



ストーリーはベタ中のベタでご都合すぎる展開(笑)
宗教的意識や親子の絆的問題などなど。
古い考えからの脱却だったり自己の選択だったりと
テーマ的にもトーキーを受け入れやすいストーリーだったのも、観客が受け入れやすくヒットした要因だったかもしれないですね。
ジェイキー役のアル・ジョルソンが黒塗りで黒人になってのパフォーマンスしたのには驚き。
実際本人の歌手活動もそんなスタイルで歌ったりしてたみたいですね。
うーん、人種差別がまだあった時代を感じます。
ユダヤ教の賛美歌コル・ニドレも印象的でした。
そうそう、メアリー役のメイ・マカヴォイはトーキーの流れについていけず一時引退されたという話を知り、
思わず「アーティスト」を思い出してしまったり。
本当に、トーキーは”映画”そのものの在り方を変えたんだな、と改めて思いました。

どんな映画なのかなーと気になってたので、機会作れて良かったです。


2 コメント

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Unknown (ryoko)
2013-03-12 17:46:07
こんにちは。
この映画、DVDが出ているなんて知りませんでした。
白人が黒塗りで黒人のように演じるスタイルはミンストレル・ショーと呼ばれ、今の時代からは想像できませんが一つのジャンルを築いていたようですね。

記念すべきトーキー第1作、私も探して見てみます。
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→ryokoさん (ドン子)
2013-03-12 21:26:03
ryokoさんこんにちは!コメントありがとうございます。
ミンストレル・ショーと呼ばれていたパフォーマンスなんですね。
思わず少々ググってみたのですが
かなりその後のエンタメに影響を残しているようで驚きました。
教えて頂きありがとうございます!

こんな映画なのか、と知るだけでも面白かった作品なので
是非見つけられたらご覧になってみてください♪
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