平成20年7月26日(土)
去る11日、お寺の起工式を前に本堂建設を請け負う宮工務店でチョウナ式が執り行われました。建設委員、総代、住職、若院など13名が県南の工務店を訪れました。チョウナとは立って使うカンナです。
住職のお経の後、下陣の柱に墨入れ、尺取り、チョウナ入れ、槍カンナ入れの順で儀式を終えました。下陣の桧柱は今は八角形ですが、全て手作業で丸柱となります。
既に切り込みがされている材木です。
本堂に入ってすぐの向拝(こうはい)上部の高(虹)梁(こうりょう)の両端に据え付ける獅子鼻です。楠を使い全て手彫りです。
中4日おいた15日、起工式を執り行いました。
暑い最中、関係者が集いました。
住職、私、工務店社長の順で鍬入れを行いました。写真は宮社長です。自分の給料の大半は材木代に使ってしまうと言う仕事人間です。
式後、揃って記念撮影をしました。順調にいけば来年の4月には上棟式、10月には落慶法要を迎えます。
なお若院さんのご長男は「至道」(しどう)と命名されました。
個人住宅とは規模が違いますね。
今の工場は旧泉村のかなり高台にあるのですが、近く少し下がった第二工場に主力を移すとのことでした。
そうそう、建設副委員長をしていただいているお馴染みのFさんです。
落慶法要を兼ねて住職経職(住職が引退され、職を若院さんに引き継がれます)の式も執り行うことになっています。
拝見してますます格式あるお寺なのだと確信しました~~
1枚目に写っていらっしゃる方は、ひょっとして私の知ってる方ですか??
落慶法要を迎えるまで
今後の写真のアップが楽しみです
山笠は見たし、お寺も大事・・・
まさにハムレットのような心境でしたよ。
でもちゃんと間に合って無事役目を果たすことが出来ました。
チョウナは現役の工具です。
でも最近の安い建て売り住宅などを請け負う大工さんは
機械カンナや電気ノコギリなど機械に依存して
トンカチ大工に成り下がってしまっているようで、淋しくなります。
社長も言っておられましたが、中学出で、長く見習いをしてたたき上げた大工さんの方が、専門の高校を出た連中よりはるかに腕はいいそうです。
これは裏にも棟梁の氏名など所定の事項が書かれるはずです。
さあ、どんこの名前が加えられるかどうか、聞いてはいません。そんなことはどうでもいいと思っています。
とにかく世間は物価高の様相を呈し、先行き不透明な状況ですよね。
今はより門徒の皆さんの協力を仰ぎ、事業が無事推進され、成就出来ることだけで頭の中はいっぱいです。
次期住職になられる若院さんにはしかと受け継がれるでしょう。
しかし、息子の至道さんの時代にはまたより新しい風が吹き、私らが創造も出来ないような形で歴史が記録され、継承されていくことでしょう。
ぼちぼちアップしていきますね。ご覧いただければ幸いです。
基礎工事が始まります。
こちらもスローペースでゆっくりアップして行くつもりです。
落慶法要までは老骨に鞭打って頑張りたいと思っていますが
後は若い世代の出番でしょう。
「老兵は死なず ただ消えてゆくのみ・・」ですよね。
いい跡取りが出来、どんこも思い残すことがございません。
このような、大行事を控えていたのでは博多祭りをゆっくりと、ホテルの窓から眺めているわけにも参らず・・・・やはり最高責任者となれば・・式が始まらない。ハハハハ(小笑い)
見事な材木が集結、これから徐々に形になっていくことでしょう。
チョウナの道具は大工さんが丸太をハツルのによく見かけました。チョウナ式というのは勉強になりました。
「至道」やはりお寺さんらしくいい名前です。
裏に棟梁の名前とか書いてあるんでしょうか。
石橋だったら石工のほかに庄屋さんも・・・
きっと建設委員長“どんこ”って書いてありますね。
お坊様がビデオ・・・・時代ですね
8角形が16角形 32角形になって・・・円柱に。。
手作業とは素晴らしいですね。
もうどれもこれも興味深く拝見しました。
このあと細かい所から進捗状況をずっとずっとUPして下さい。
潜り込んで観たかったです。。
300年くらい経って建て替える時 どういう手段で今日のことを知るでしょう。。
色んな儀式を経て・・完成に・・
まだまだ出かけることが多そうですね??
無理をされないで見守って行きたい物ですね!!
至道ちゃんですか??よい跡取りになりますように・・此方から応援しています。
もうかなり以前に仕入れ、充分乾燥させたものを使うわけです。
今仕入れている材木はまた10年後、20年後に使われると言う次第です。
燃料代の高騰に端を発し、諸物価値上がりのなかで消費税まで上がろうとする中、気は揉んでいます。
手彫り、手作業。職人技のみせどころですね。写真から相当大きな工務店に見えます
最近の物価高が木材へ及ばなければいいのですが