もめにもめ、遅れに遅れた豊洲市場の開場はいったいいつになるのか？有害物質が件質されたことで、更に、先が不透明、もはや濃霧の中、全く見えないという状況になっている。全くもってお粗末な話だ。これで都民の税金が何百億、あるいは何千億が無駄に使われることになる。それで、世間は、マスコミが騒いでいる程度で、平然と動いて回る。全く日本は不思議な国だ。それよりも、デパートの駅弁大会の方がずっとニュースになっている。食欲、美食欲が満たされることの方が都民の関心事だということ、この現象をどう考えたら良いのだろう。
悪い政治をやっていたら、そのうち、「この紋所、目に入らぬか！」と、水戸黄門が出てきて成敗してくれるとでも思っているのだろうか。あるいは、大岡越前が出てくるというのだろうか？はたまた鬼平こと、長谷川平蔵が出てくるのか？我慢して黙っていればそのうち何とかしてくれるという人任せの態度を取るのは今も昔も日本人の特徴なのだろう。それで、日本は保たれてきたと言えば保たれてきたのだ。政治活動に熱心な人がいるかと思えば、全く無関心の人がいる。むしろ、熱心な人の方が少数派だというのだから、この国は変わりようがない。まあ、変化が良いことだとは限らないし、変化して現状よりも悪くなるケースも多い、それよりも現状維持を選択する方が、明らかに多数を占めるのだから、政治家は、何もしないで給料だけもらっていれば良い、全く楽な仕事ということができるようだ。
豊洲開場は遅れ、築地がずっと続くような気がしてならない。
