パリで、まだ同時多発テロが起きてしまった。どんな理由があるにせよ人を殺害することは許されない。しかし、暴力に暴力をもって対抗していけば、その反動として、またテロが発生する。全くいたちごっこだ。これでは終わることがない。そして、終わらないことで、大もうけしている死の商人たちはさらに武器を双方に売りつけ、さらに大儲けする。本当に困ったことだ。
今回の同時多発テロに関して、安倍さんは前回と同じような（一言一句コピーじゃないかと思うような）声明を発表している。大国に迎合するかのような発言ばかり続けている。テロ国家と距離を隔てている日本だからこそできることがあるのではないだろうか？また、テロ集団と同じレベルでやり合っている米国。テロ集団からみれば、米国だって罪もない人たちに対して爆撃し、被害者を出しているではないか、アメリカもテロ集団に対してテロを行っているだろうという言い分も出てきても、不思議はないのだ。
日本には日本流の物事に対する独自のノウハウを持っていると思うし、冷静に対処できる立場にいるのだと思う。米国のように直接対決姿勢を示し、力で相手を屈服させるのではなく、対話の機会を創出し、話し合いの舞台を設けるなど、ヨーロッパやアメリカとは一線を画した対応策を示し、日本の指導力を世界の舞台で発揮する絶好の機会ではないでしょうか？
