どんぐりうさぎのタンポポ野原

自作の陶芸作品を見てほしくて始めたブログですが、いつのまにか
野鳥と小さな翅の友達とお花のブログになりました★

伊吹有喜「彼方の友へ」を読みました。

2018-07-12 07:46:07 | 本のこと


「乙女の友」という《どんな暮らしのなかでも日々を愛で、
大事な家族や友人たちと心愉しく過ごす術》を読者に届ける、
少女のための美しい雑誌の編集者になった17歳の少女、ハツ。

卒寿を越えたハツの元へ70年以上の時を越えて届いた
暗号で書かれたラブレター…。

フィクションではあるけれど、
「少女の友」(1908-1955年)がモデルのようです。
中原淳一の絵を頭に浮かべながら読みました。

母が1冊だけ購入していて、子どもの頃
付録の本を見せてもらったことがあります。
ちいさな正方形で、背表紙があり
赤い布張りの愛らしい無地の本で
バンビが金押しされていた、それは
母が中学校を卒業するときのサイン帳でした。
思わぬところで少女の母と出逢い、
ワクワクした記憶があります。