どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「マザー!」

2018年09月01日 | 映画
日本公開が中止になったダーレン・アロノフスキー監督の新作映画「マザー!」の日本語字幕付き輸入盤ブルーレイを購入して7.1ch 大画面で初鑑賞。この監督の作品は好きな作品が多いので期待してましたが内容とかは殆ど知らないまま見始めました。
ホラー映画なのか心理スリラーなのかよく分かりませんが異様な雰囲気の中、方向性や物語性を感じれないまま長い時間が過ぎてゆきました。変な緊張感と7.1ch のサラウンド効果が実に効いていて惹き付けられましたが、ちょっと長かったかな…みたいにも感じましたが後半で怒涛の展開を迎えます。ネタバレになるので見て無い人はここからは読まないように…ですが、
何となく分かったようで分からないのですが旦那が作家という事で旦那の書いたキャラクターの実体化したものとしてのイメージで主人公の奥さんは存在しているというか奥さん視点で描いた内容だったのか?等と見てる途中から想像してたのですが、ネットで他の人の感想ブログなんかを読むと何やら聖書に書かれている登場人物とか内容と絡んだ内容だったらしいです。
僕は聖書とか詳しく無いから全然分からなかったけど違った視点で見てもなかなか楽しめました。
だけど過去の監督作品にあったどうしようもないダメ人間の哀しさや切なさみたいなものは感じられず心にグッと響くものは少なかったように感じました。奥深い内容の映画で見応えはあるんですがね。
日本公開中止になったのはアノ場面のせいなのか?宗教的な事からか?分かりませんが中止にする程のものとは映画としては思わなかったなぁ。
でも居心地の悪い気味悪さは全編に漂うホラー映画というよりダーク・ファンタジー映画って感じがしました。


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