どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「EFFECTS」

2019年11月03日 | 映画
ブルーレイで「EFFECTS」というトム・サヴィーニが出てるピッツバーグ・ホラー映画らしきものを見つけて半額セールだったし衝動買いしちゃう。サヴィーニの特殊メイクのメイキング的なドキュメンタリー映画かな?とも思いましたがパッケージ裏の英語を読むと80年に作られた映画らしく4Kでスキャンされているようでした。
帰ってから早速鑑賞。画質は16mmみたいでザラザラしたフィルムの質感に傷やゴミも沢山でカットによってはフォーカスも甘く昔の低予算映画の感じがそのままで懐かしき質感でした。
映画の内容は英語字幕しか無く出ても直ぐに消えたりで読みにくく邪魔に感じたので途中から切って鑑賞しました。台詞の意味とかよく分からないし中盤で飽きもありましたが後半からは台詞分からずとも映像だけでも理解出来る展開だったので面白くは見れました。内容はフィルムメイカー達の物語でスナッフ映画なんかが絡んできてスタッフに役者が隠しカメラで撮影されつつ殺されそうになったり反撃したりというようなもの。監督役に「死霊のえじき」の音楽担当のジョン・ハリソン。追われるカメラマン役に同じく「死霊のえじき」のジョー・ピラートが出演しています。ピラートさんは今作でも身体を張った演技を見せてくれてます。トム・サヴィーニは助演で出演。特殊メイクも担当してるとは思うけれどあまり見せ場は無く効果もチープでイマイチでした。ちょっと特殊メイクに期待していたのでそこは残念でした。途中で上映される白黒の映像の荒いスナッフ・フィルムはいかがわしさがあって良い感じでした。その後の台詞の意味をちゃんと知りたかったな。音楽がとても良くて雰囲気を盛り上げていました。
特典映像で短編や後のドキュメンタリーも見る。短編もフィルムの質感が素敵で本編よりしっかりした作りの映画だと感じた。ロメロも出てるインタビュー集は後の歳取った姿が見れて和気藹々と語られる昔話は字幕無いから良くは理解出来ず早送りもしたけど興味深いものがありました。こちらには本編の映像がスタンダード・サイズで収録されてます。本来の画角はこちらだったんだと思います。


コメント

「アダムス・アップル」

2019年11月03日 | 映画
新宿でしか上映してない何か映画を観に行こうと「アダムス・アップル」という謎だが面白そうな映画をチョイス。見終わって2005年の映画だったのを知る。先の読めない予想外の展開が新鮮で面白い映画でした。前半部分で少し睡魔に襲われはしましたが徐々に目が離せない展開となってゆき前半の伏線となるものの意味がじわじわ来る映画でした。結構シリアスな内容ですが荒唐無稽な展開があったりもします。笑えるような展開もありますが笑って良いものなのか微妙な感じが面白い。キリスト教的な教えだったりの含みがありそうでしたが、そこまでは深くは理解は出来てない気はします。
だけど悪人の中の善の部分と聖人の病的な部分と登場人物の関係性の変化が見応えがあって変わった良さを感じれる掘り出し物といった良作でした。


コメント

「アイドル冥府魔道」

2019年11月03日 | 映画
山本監督の新作短編映画を観に東放学園音響専門学校へ大学時代の友人と共に行ってきました。
学校の教室での上映だったので学友と再び着席するのが学生時代を思い出したり。上映はプロジェクターの調子が悪かったのか映像は解像度も低く残念なものでしたが音響はとても良かった。流石は音響専門学校でしたね。
映画は何というか変で面白い映画でした。何でもありの無茶苦茶な展開のエンタメ作品で印象に残っているのはタイトルが3回も出るとか交通事故の場面での笑える展開や油断してた所に突然登場する常連俳優ワニ完才さんのキャラクターやスローモションの惹き付ける下らない展開の見せ場にラストの唐突なエンドマーク等、メジャー映画ではまず見れないような発想と自由な映画遊びみたいな感覚が楽しい映画で自主映画みたいな面白さが好感持てるものでした。最近の自主映画はちゃんとしたというか真面目なものが多く何か物足りなさを感じるものばかりですがプロの方がこういう破壊力のある映画を作られるのは流石というか凄いというか刺激を貰いました。
映画って形にハマらないものが面白いよね。僕も変な映画「赤い無」を作ったりしましたがウケは微妙だったりしました。だけど似た可笑しさは出てたとは思うんだけどなぁ。


コメント