にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

RSウイルスとインフルエンザ

2017-12-08 13:44:24 | 病気のはなし
雪が多く寒い冬になりそうな雰囲気が漂っていますが、冬の感染症も続々出てきています。
その中でも注意が必要なのは、乳児や幼児のRSウイルスとインフルエンザです。

RSウイルスへの感染は年齢に関係なく一生中何度でも起こります。
大人や年長児では単なる鼻カゼ程度で済んでしまうことが多いのですが、乳児や1歳代の幼児が感染すると最も細い気管支まで到達してまるで喘息のようにゼーゼーヒューヒューして呼吸困難になる細気管支炎を起こすことも少なくないため、小児科医の間では要注意とされています。
ウイルスを抑える薬が存在せず、喘息と違ってホクナリンテープなどの気管支拡張剤の効果もわずかのため、症状が重い場合には入院治療も必要になりますから、最初は38-9℃の発熱と鼻水やちょっとした咳だったものが、息苦しそうな咳をするようになったり、胸がゼーゼーしている感じがしてきた場合には、早めに医療機関を受診しましょう。(あまりひどければ夜間救急の受診も考えましょう)

インフルエンザも全国的には流行が既に始まり、県内でも津軽地方でも増加しています。
下北地区では先週までは報告が0件でしたが、今週になってインフルエンザA型が出たという情報が入ってきていますから、注意が必要です。
テレビ等では「早めに医療機関受診を」と言っていますが、外来で簡単にできる迅速診断キットではウイルス量が少ないと陽性反応が出にくいため、急激に症状が悪化しているのでなければ、最低12時間、できれば24時間くらいたった時点で受診することをお勧めします。
抗インフルエンザ薬を服用すればウイルスの増殖を抑制することができるので、発熱の期間がA型で1~1.5日程度短く(B型ではそれ以下)なりますが、すぐに治るとか、合併症を起こさないといった強い効果は期待できませんので、あくまでも自身の治癒力(免疫力)を十二分に発揮できるように、十分な休息と水分・栄養摂取が基本です。

いずれの病気も、空気が乾燥していると感染しやすい傾向がありますから、部屋の加湿(湿度計の数値より、洗濯物の乾き具合でチェック)を心がけてください。
もちろんマメな水分・うがい・マスク・手洗いも忘れずにですよ。
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