にれっちのつれづれ日記

本州最北端の小児科医にれっちの独り言(^^)

福島原発事故は本当に予見できなかったのか?

2019-09-20 22:16:07 | つれづれ
福島第一原発のメルトダウンに対して、東京電力の当時の幹部(社長・副社長)の刑事責任はないという司法判断が出ました。
国が地震予測長期評価で東北沖でマグニチュード8・2前後の津波を伴う地震が来る可能性を示し、東電子会社はこれに基づく計算で原発に「最大15・7メートル」の津波が来るという予測を報告したにもかかわらず、原発を止めてまで対策するに値するほどの危険性はなかったということなのだそうです。
これっておかしくないでしょうか??
国が出した長期評価を、「具体的な根拠がなく、専門家から疑問が示され、自治体の防災計画にも反映されないものであったから、大きな影響を生じさせてまで運転を止める判断をするには相当の困難があった」というのなら、誰の評価なら意味がある=責任があるというのでしょうか?
乳児健診の時にいつもお話しさせていただいていますが、「事故が起きる前提で考えない限り、注意しようねという気持ちだけでは実際には何も効果がない」の繰り返しです。
事故が起きてから「まさかこんな事になるとは思わなかった」「あの時○○しておけばよかった」などと言っても起きてしまった結果は何も変わらないのです。
どんなに気を付けていても事故を100%防ぐことはできないのだから、事故が起きた時のリスクを少しでも減らすことを考える。
そうしない限りはまた同じ悲劇が繰り返されることになるでしょう。
私達は、「他人事ではなく自分の事として考える」ことを求められているのではないでしょうか。
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