【Carara 自然保護区にて。2000年ごろ。木の皮の模様の羽のチョウ。】
サンホセ市の北のはずれに Kamakiri (カマキリ)という地区があり、ここにはかつて刑務所があった。日本人なら、一発で覚えてしまう地名である。これもインディオの言葉に由来するようだ。
面白いところでは、サンホセ市内に Coca Cola という区域がある。コカコーラの工場があるわけでもないが、かつてはあったのだろうか。それとも、コカコーラの会社が土地を寄付したのだろうか。
そこで、いろいろ調べてみた。まず、coca には次のような意味がある。
1.コカ(の木、葉) 2.(飲料の)コーラ 3.(綱の)よじれ、巻き髪、髷 4.(コロンビア)剣玉 5.(ドミニカ、ベネズエラ)お化け、鬼
地方によっては、これら以外の意味もあるようだ。
cola には次のような意味がある。
1.しっぽ 2.列 3.膠(にかわ) 4.コーラ
coca 同様、こちらも地方によって、さまざまな意味がある。
cocacolo(女性形はcocacola)は「軽薄な若者」という意味で、コロンビアで使われているが、どうも、これは「コカコーラに象徴されるアメリカ文化にかぶれた」という意味に、Coca Cola という語が使われたことに由来するものと思われる。
いろいろあたってみたが、Coca Colaとなると、やはり「スカッとさわやか」のコカコーラの意味だろう。ただ、コスタリカでは単に Coca といえば、Coca Cola で、ペプシ・コーラは Pepsi でよい。
それにしても、Coca Cola とはインパクトのある地名である。
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