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コスタリカ到着-タラップを降りたところに出迎えの日本人が!

2013-11-08 12:20:48 | コスタリカ
 1979年8月16日夕方6時ごろ、やっとコスタリカの首都サンホセ(San José)への入り口、フアン・サンタマリア(Juan Santamaría)空港に着いた。小雨の中、タラップを降りていった(当時はまだタラップでした)。すると、なんと
   タラップを 降りたところに 日本人 
がいるではないか。普通は、出迎えは空港の到着出口を出たところにいるものなのだが、何でこんなところにいるのかと不思議に思った。
 入国手続きもにも手荷物の引き取りにも同行してくれた。荷物を引き取り、検査の行列に並ぼうとしたら、係官は「あなたの出口はこちら」と言って、検査もしないでさっさと通してくれた。後で聞いた話だが、出迎えの日本人は青年海外協力隊のシニア隊員で、もうコスタリカに5年いて、知り合いも多く、空港職員にも友人がいたのである。中南米ではよくある話だが、amigo (友達)がいれば何かと便宜を図ってくれるのである。
 ところで、現在の青年海外協力隊シニア・ボランティアは40歳以上だが、当時は普通の隊員を務めた後、シニア試験を受けて合格すればなれたのである。シニア試験に合格したからといって、現地からの要請がないと派遣されることはない。言ってみれば、一種の資格試験であった。筆者も帰国後、シニア試験に合格したが、結局、お呼びはかからなかった。
 さて、そのシニア隊員にはいろいろとお世話になり、その後、某私立大学の講師の職を紹介してもらった。彼はその後その某私立大学の学長も務めた。青年海外協力隊経験者初の学長ということで、ちょっとした話題になった。いいアミーゴを持ったものだ。

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