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コスタリカ再訪(64) Turrialba へ

2016-04-09 21:16:38 | コスタリカ
 Siquirres(シキーレス)から Turrialba へ向かう。
 
 地図を見てわかるように、くねくねした山道である。グアピレスから Siquirres までは標高はあまり高くなく、気温も高い。Siquirres からはただひたすら上っていくのである。
 
 ひとしきり上ったところで写真を撮る。池の向こうのほうにグアピレスがあるはずである。さらにもう少し上ると、だんだん晴れてきた。いよいよ中央高原に入ったようである。
 
 さらに、もう少し進む。Turrialba の少し手前の丘の上にレストランがある。Turrialtico という。看板は35年前と変わらないようである。Turrialba に来るたびに、この丘に登り、写真を撮っている。ここから見る景色は典型的なコスタリカのイメージの風景である。この丘に登らないと Turrialba に来た気がしない。レストランは、以前は質素な建物だったが、今回は立派になり、宿泊もできるようになっていた。
 
 【Turrialtico から撮影。向こうに Volcán Turrialba があるが、雲がかかっていてよく見えない。30年前はおとなしかったが、現在は噴火中で近くまでは行けない。】
 30年ぐらい前に来たときには、薪を使った料理が売り物であったが、もうやっていないようである。
 その当時は、“5 MENTARIOS SE COCINA CON LEÑA”という看板があった。“SE COCINA CON LEÑA”はわかる。「薪で調理します」という意味であるが、“5 MENTARIOS”がわからなかった。そもそも“MENTARIO(S)”という言葉は辞書には載っていない。「5つの MENTARIOS」って何のこっちゃ。
 実はこれは“Sin comentarios”(「コメントがなければ」が直訳。薪で調理するとおいしいが、時間がかかる。お急ぎの人は「薪を使わないで、早く出してくれ」とお申しつけください」ということである。)のことであった。それをしゃれて“Cinco(5)Mentarios”と表記したわけである。スペインでは si と ci では発音が違うので、しゃれにならないが、ラテンアメリカのスペイン語では si も ci も同じ [si] の音になるのである。
 この看板を探してみたが、残念ながら見当たらなかった。

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