プロ野球やサッカーJリーグが無観客での開幕へ舵を切る展開かと思ったら、競馬の日本ダービーも無観客での開催が発表された。1944年以来ということだが、当時は昭和19年世界大戦の最中。事情は全く違うね。ダービー…と聞くだけで、今更ながら今回のウイルスパンデミックが途方もない事態だと思わされる。
フローラSは府中の二千だから、枠順も注目になる。特に多頭数だと運不運もなくはない。スカイグルーヴ中心は仕方ないが、レッドルレーヴ、ウインマリリン、ヴォリアーモ、セイウンヴィーナス、ホウオウピースフルも通用する実績。更に未勝利を勝ったばかりの馬にも素質の高い存在が。ファナ、エレヴァテッツァ、ウィスパリンホープあたりは血統も良く楽しみな素材。新馬勝ちのレッドサーシャも含めて一応は気にしたいね。
最近若手ジョッキーにもふれているが、今週は岩田望がマイラーズCにヴァンドギャルドで、団野が福島牝馬Sにリュヌルージュで出走する。外人ジョッキーが次々にやってくる中、やはり本邦の新しいエネルギーも見たい。頑張ってや。
桜花賞、皐月賞を経て、次走の決定や故障馬の話など、常に世の流れとして粛々と時間は過ぎて行くね。5月に入ってすぐの青葉賞と続くNHKマイルCは好メンバーが揃いそうだね。レシステンシアが向かうNHKはさておき、ダービーへの望みを繋ぐ青葉賞。現時点で出走の構えを見せているのは、ヴァルコス、オーソリティ、サトノフウジン、ダノンセレスタ、ディアスティマ、フィリオアレグロ、フライライクバード、ブルーミングスカイ、メイショウボサツなどなど。いいメンバーかと思う。昔は3着までダービー権利だったが、現在は2着まで。皐月賞は4着までだったのが、現在は5着まで。ダービーの実質TRは皐月賞だ、という論理が反映している状況だが、今年は2強以外は青葉賞からでも充分抗戦できそうな雰囲気。というか、ここで2着に入るのは大変という見立てになる。サトノフウジンは当初プリンシパルとアナウンスがあったが、皐月賞にも登録して現状では青葉に傾いている模様。オーソリティ、フィリオアレグロ、フライライクバードあたりも高い評価を受けているね。例の同週は同一競馬場でしか乗れないというルールがあるので、通常以上にジョッキーの配置は難航の様子。特に青葉賞などのTR戦では、本番への含みもあるしね。ま、権利を取れなければ絵に描いたモチになるのだが。 またOPレース以外は東西の垣根があるので、これも厄介だな。ディアスティマは大寒桜を2着に取りこぼして、次走は新緑賞と出たのだが、OPレース以外は…というルールに急遽青葉賞へ出走となった。まあ良かったというスタンスで見たいね(笑)。現実に大寒桜でやられたメイショウボサツもいるし、それより強そうな馬が何頭も揃って厳しそうだけどね。鞍上はツムツムになりそうな気配。カレンのように先行抜け出しで見せ場は作ってほしい。なんとか5着は(笑)。今日は今週の出走馬が決定する。
オークスはデアリングタクトが出るなら不動の本命という気もするが、府中の二四戦を睨んで、フローラからの台頭も。モズカッチャンはここを僅差で勝ったが、本番では一瞬勝ったと思わせる脚で大健闘。リスグラシューやディアドラも出ていたオークスだからね。
追い切りは各馬順調な様子で熱戦が期待される。注目のスカイグルーヴはウッドで3頭併せ。余裕充分に併入したが、先週はオーソリティと併せたらしいし、京成杯以来でも仕上がっている感じ。 レッドルレーヴは坂路で先着。全体時計は地味でも藤沢和厩舎だし上々なのでは。 良かったのはショウナンハレルヤかな。実質半マイルのホウオウピースフルもいいね。 栗東ではエレヴァテッツァ、ファナあたりが動いている。
桜花賞からは、出るとしてデアリングタクトが断然という存在だが、あとはクラヴァシュドール、ミヤマザクラが続く形。フローラで強いレースをすれば、充分食い込んで行けそう。たしかに過去の実績ではやや地味なメンバー構成だけど、素質という点では結構いい馬が揃ったとみている。
新聞で手塚厩舎は桜花賞にマルターズディオサ、インターミッションを送り込み。ダービーはワーケアがいる。そしてこのフローラにウインマリリンと褒めるような書き方だったが、その程度で持ち上げられるかね。手塚厩舎には超大エースのブルトガングがいたのだよ。見た? デビュー戦の府中。ゴール前の超絶フットワーク…。いかん、まただ。死んだ子の年を数えるようでは。嗚呼ブルトガンク。
歴史に残る皐月賞だったと思う。全勝のG1馬同士のマッチレース。おまけに今年初戦という2頭での決着。競馬新時代の到来である。3戦全勝同士がそれぞれ異なるパターンの競馬をしながら、直線は見事な一騎打ち。後続が離れるのも当然だし、馬場も含めて2頭の能力とキャパシティは他馬を圧倒していた。緊急事態宣言の中、先が見えない日々だが、競馬はまたも素晴らしいトレジャーを得た。 高い精度とスピリットを見せつけた2頭は、これまでの一流馬とも違うプロフィールを感じさせて、競馬は明らかに新時代へ突入したと言っていい。
コントレイルは五分に出たが、ジリ下がりで向う正では13番手。これは消える…と思った人も多いか。しかし三分三厘から外を上がって行く。抜群の手応えだ。こいつそんなにモノが違うのか、と目を見張る。一方のサリオスは好発から丁寧に位置を確保。直線はやや内目を突きながら、コントレイルの進出に外へ馬体を寄せて行く。もう2頭の世界だ。凄いね。レーンはさすがの手綱さばきで、負けて止む無しか。 他の馬だが、ガロアクリークは好発を抑えて向う正は11番手。コントレイルが上がった後に仕掛ける形。スプリング同様の脚は使って伸びた。 サトノフラッグはやはり好発だったが、スピード感が今ひとつで道中は9番手あたり。直線入り口までは良かったが、追ってから伸びが甘かった。コントレイルの圧力に屈した感じもあったかな。 チョイと目についたのはダーリントンホール。出が悪く、仕掛けてからの反応もひとつだったが、最後まで渋太く伸びた。府中の方が良さそうだし、ダービーでは穴馬の1頭になるか。 いやァーいいもの見ちゃったな。 サンスポに寄稿した志らくの予想が素晴らしかった。曰く、ここ10年の皐月賞で1800m以下の経験がない馬は優勝はおろか馬券にすらなっていない。皐月賞は速い馬が勝つ。2000mの経験がないサリオスより、スピード競馬の経験がないサトノフラッグの方が実は不安だと私は判断する。よってサトノフラッグは脱落。中略。レーンはダービーを取りにきた。1人気で4着に沈んだサートゥルナーリアに騎乗したレーン。今年こそは。中略。皐月賞を勝つのはコントレイル。中略。鞍上福永はG1コレクター。ダービーは持ってるが、持っていないのが皐月賞。鉄板だ。単勝①、3連単①1着流し、馬単①-⑦1点勝負。見事だ(笑)。こんな世の中でも大笑いできる人がいるんだね。私もチト恥ずかしいが、N紙のK南記者はサトノに三重丸の上、なんとコントレイル無印。因みに皐月賞の番記者だったそう。こりゃ(恥)だわな。
今週はオークスを目指してフローラS。スカイグルーヴがグリグリの人気になりそう。そしてルメールは本番でサンクテュエールを捨て、スカイに乗るのだろう。残念だね(笑)。そうそうダービーに色気持っているデアリングタクトだが、皐月賞を見たら当然諦めてオークスへ向かうのでは。
昨日は予想通りひどい雨風だった。関東は明日また雨。皐月賞は恵まれた方と思うしかない。馬場は重スタートだろうが、晴れて気温も上がるからかなり回復するんじゃないかな。さほど気にしないで行きたい。本命はサトノフラッグ。今にして思えば謎のデビュー戦だったが、あとの3戦はほぼ完ぺきに近い。血統・馬体・フットワーク、どれも日本を代表するクラスのもの。今回は鞍上ルメール、まあ逆らいたくないね。スタートでよほど出遅れない限り、ライバル2頭を見ながらスパートの機を窺う。むしろG1馬2頭の方が硬いレースになるかも。一応サリオス、コントレイルの順で相手だね。大穴一発はブラックホールか。石川も含めて関係者の期待は落ちていない。それがチョイと不気味に映る。実績からはクリスタルブラック、ダーリントンホール、ヴェルトライゼンデが圏内となる。あとはマイラプソディ、ビターエンダーが続くけど、手が回るかな。3戦全勝にしては妙に人気のないレクセランス。私も無印だが(笑)。買い方だよね。サトノの単勝は行きたい。あとは5-7軸の3連複かな。昨日のレーンは乗れてなかったね。1-5軸の3連複もトリガミ程度の保険かけとくかな。
京葉。そのレーンが乗るミッキーワイルドで好配当ねらい。考えてみればレーンほどのジョッキー、巻き返してくるのは間違いないよな(笑)。中山初でもここでは能力上の筈。千二で四の五の言わずだ。 テーオージーニアス、シュウジ、ホウショウナウを相手に、ヴァニラアイス、ノーフィアーとスナークライデンを押さえる。
鹿野山。馬場は気にしないと云ったが、このクラスのレースではやはり走りやすさも加味したい。マイネルステレールを軸にする。決め手に物足りなさはあっても、中山で稼ぎたい馬。ここは入魂のレースだろう。 ヴァンランディ、ストロングレヴィル、ゴールドスミスと人気馬が当然強敵。これでいい気もするが、エターナルヴィテスだけ加えとく。
アンタレスS。背景からも川田のベストタッチダウンが人気になるね。たしかに前走は負けても、というレースを結果完勝と勢いは断然。ただ先行馬はいるし、初の重賞なら人気ほどは、という気も。 ここはロードゴラッソを抜擢したい。同じく川田が乗ってたが、大きな舞台も経験して、相性いい阪神なら浜中でもチャンスはありそうだ。 クリンチャー、ウェスタールンドにアングライフェンとベスト。あとはほんの押さえでワイルドカードとモズアトラクション。
御堂筋。徹底はいなくても、行ける馬は多いね。タイトなレースになりそう。ならばショウリュウイクゾが仕掛けひとつで連勝も。川田はここでやってほしい(笑)。バイマイサイド、ツーエムアロンソ、バラックパリンカへ。少頭数戦は結構難しいからね。シルヴァーソニックとマスターコードも加えておく。
山陽。人気かもしれないがイーサンパンサーの巻き返しが有力。今回は古川に戻って摂津の走りで何とかなりそう。当時続いたマジックバローズ、ヤマニンペダラーダが当然相手。穴っぽいのはナイトバナレット、シュバルツボンバー。カーサデルシエロも印はつけたがオッズ次第かな。
福島民報杯。こちらは馬場がね。雨の経過が遅かったから、少し気になるところ。さておきレッドローゼスで攻める。昨年勝ったわけだが、秋の記念も好戦したように福島は走る。じっくり乗って仕上がり良さそうだし、勝浦健在も見たい。馬場は少しでも回復してほしいね。 マイネルサーパス、コーフォザサミット、ゴージャスランチを相手にした。あとはウインエクシードとプレシャスブルーが押さえ。イレイションもほんの少し。本音は団野大成に勝ってほしいね。才能豊かなジョッキーで、乗り馬に恵まれれば化ける可能性はあるよ。
さて皐月賞。桜花賞馬がダービーも視野という話で、ここは強いダンディーズを見せつけたいところだ。
