ブエナビスタにみる競馬の「定見」とは？

　　ブエナビスタの凱旋門賞回避が飛びまくっている。　もし本当なら、まったく　「無定見」　なドタバタという印象だ。　むしろ競馬にとっての定見とはなんぞや、と哀しくなるね。
　たしかに負けたわけだけど、幾多のマイナス材料を考えれば、一応の内容と思う。　６連勝がならなかったのは残念だけど、ローカルだしなァ。
　それにしてもヤマニンキングリー。　名牝つぶしの顔役という感じ。　皆さんは忘れているかもしれないが、一昨年の秋、トールポピーが阪神ＪＦを目指して黄菊賞を使った。　角居師も勝てると踏んでいたよう。　４角回って外から抜け出してきたトールポピーを、さらに外からヤマニンキングリーが差してきて、僅差だがトールポピーを負かしてしまったのだ。　おかげでトールポピーは、阪神ＪＦでの抽選というタイトロープ状態になってしまった。
　今回はさらに上行く名牝ブエナを…。　そういえばヤマニンの父アグネスデジタルも、クロフネが秋天に出ようとしたら、ダート路線からデジタルが秋天挑戦を表明して、出走権利の関係から、結局クロフネの方がダートへ、という新展開となったっけ。　ま、クロフネにしてみれば結果オーライという感もあるけどね。
　話を戻して、私の期待したシェーンヴァルトは結果として完敗。　力関係だけではないと思うけど、今日は語るものがない。　馬券的にはヤマニンの３－１１を押さえたので、なんとか助かった。　そうヤマニンは結構強いのだよ。
　ブエナビスタが凱旋門キャンセルなら、土曜新馬のアドマイヤロイヤルも被害馬だよ。　アンカツ減量のせいで２着だったんじゃない（なわけないか）
　それにしても国内なら、秋天へ行くべきじゃないだろうか。　折りしもディープスカイ引退が決定したところだしね。　ま、正式発表を待つしかないのだが…。