27歳の母(私)から20年後の息子(Ｔ)にあてた手紙

※会員ページ（ＳＮＳ）の日記より


◆27歳の母(私)から20年後の息子(Ｔ)にあてた手紙

大掃除してたら、結婚当時につけてた家計簿と一緒に
Ｔの育児日記が出てきた。
生まれて1ヶ月まで 生活リズムチェックしている。
日記の中に、二十歳の誕生日が来たら、、、
ってページ。


今日は成人式ですね。
このノートを成人式の日に送るつもりで今書いています。
○○さん（夫）も27歳。
20年後の今は47歳ですね。
どんな風に歳をとっているのか、どうですか？
私たち二人の様子は？
Ｔにとってどんな存在ですか？
私は恐いですか？
○○さんは優しいですか？

Ｔは今どんな青年になっているでしょう。
彼女はできましたか？
ステキな彼女ですか？
私たちはＴが生まれたとき、男の子だから少々勉強が出来なくても
精神力のたくましい男になってほしいと願いました。
何をしてでも生きていける男になってほしいと。
そして、朗らかで
あらゆる意味で優しい男に。
だから、Ｔなのです。

私たちは、一生懸命あなたを育てます。
時に感情がぶつかり合うこともあるでしょうね。
顔もみたくない！なんて思うことも。
でも一生懸命育てます。
そして話は変わりますが、あなたが生まれたとき
私が分娩室で寝ているとお母さんが入ってきました。
私は何故か涙が出て仕方ありませんでした。
お母さんは、偉かった偉かった といって私の頭を撫でました。
私もお父さんやお母さんにはずいぶん反抗したり
親不孝してきました。
だから、Ｔを生んだときあんなに涙が出たのだと思います。

Ｔのおじいちゃん、おばあちゃんたちがいて私たち二人が存在して
そしてＴが生まれたのです。
親子はやっぱり繋がっているなぁって、当たり前のことなのですが
つくづくそう思いました。
これから、あなたも誰かと結ばれて家庭を持ちますね。
幸せにしてあげてね。
家族を。
全ては、家庭と家族から始まっています。
1990 7.21 母より

って。
しみじみと、今この手紙を読むことになっていたのかな？
と思います。
今は、本当に年老いた両親のこと。
新しい命。
独立するＴ家族。