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原発事故後に甲状腺がんになった145人の子供たち 

2017-03-28 07:37:06 | 原発・放射能
※情報紹介です

◆原発事故後に甲状腺がんになった145人の子供たち 
支援いつ打ち切られるか…

http://mainichi.jp/articles/20170324/dde/012/040/024000c
毎日新聞2017年3月24日 東京夕刊

このまま忘れ去っていいのだろうか--。東京電力福島第1原発事故後、福島県の検査で甲状腺がんと診断された145人の子どもたちのことだ。原発事故との因果関係が認められない中、国と東電は傍観し、福島県が検査と治療費支援を続けている。割り切れない思いを抱える患者の家族に会いに行った。【沢田石洋史】

因果関係、認められず 福島県の基金いつまで…

 会えたのは甲状腺がんの摘出手術をした患者2人の親。匿名が条件で、甲状腺がんと確定した年や現在の年齢など患者の特定につながる情報は書かないように言われた。2人の状況を説明する前にまず、福島県が実施している甲状腺検査について整理したい。

 旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故(1986年)で小児の甲状腺がんが多発した経験を踏まえ、「県民健康調査」の一環として行われている。1巡目の検査は事故当時に18歳以下だった約37万人を対象に2011年から15年4月末まで行われ、受診した約30万人のうち、がんと確定したのは101人。14年4月以降は2巡目の検査に入り、新たに44人のがんが確定した。16年5月以降は3巡目の検査が行われており、今後も増える可能性がある。

続きはこちら↓
http://mainichi.jp/articles/20170324/dde/012/040/024000c#csidx4eb7546e85ff800bb5caf09cea9c38b


◆【県民健康調査】甲状腺エコー検査〝縮小〟にNO
「汚染は広い。むしろ福島県外でも必要」
~福島市で「3・11甲状腺がん子ども基金」顧問の牛山元美さんが講演

http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-128.html

以下、こちらから一部抜粋させてもらいます

【男女比がベラルーシと酷似】
 福島県の県民健康調査では2016年12月31日現在、「一巡目(先行検査、2011年度~2013年度)」と「二巡目(本格検査、2014年度~2015年度)」を合計すると、疑いも含めて185人(116人+69人)の小児甲状腺ガンが確認されている。牛山さんは「もし小児甲状腺ガンの発見がスクリーニング効果によるものならば、一巡目の検査で116人を〝刈り取った〟事になり、二巡目ではほとんど見つからないはずだ。それが69人も見つかった。しかも、そのうち63人は一巡目でA1(結節又はのう胞が無い)もしくはA2判定(5ミリ以下の結節または20ミリ以下ののう胞)だった人たち。ガン化のスピードが速く、一番驚いたのが医師だった」と指摘。

 2007年のデータでは、ガン登録高精度地域(宮城、山形、福井、長崎)での年間10万人あたりの小児甲状腺ガン発生率(15歳~19歳)は1.7人。福島県の県民健康調査の185人を換算すると年間10万人あたりの発生率は11.4人になるとして「原因などを含めて現段階で断定的な事は言えないが、福島で小児甲状腺ガンが多く見つかっているという言い方は正しいと思う。事実として子どもの甲状腺ガンと向き合わないといけない」と語った。
 甲状腺ガンの男女比についても牛山さんは触れ「自然発生型は女性が際立って多い。福島で今、起きている事は今まで日本で起きていた事と違う。不自然だ」と指摘した。

一般的に甲状腺ガンの男女比は男1に対し女4だが、福島県の県民健康調査では一巡目が1:2.0、二巡目はさらに差が縮まって1:1.2になっている。松崎道幸医師が2016年3月に作成したデータでは、チェルノブイリ原発事故後のベラルーシでも、診断時の年齢が4歳~14歳で1:1.6、15歳~18歳で1:2.0と福島のケースと似ているという。
 だからこそ、ていねいな検査と分析が今後も必要になる。しかし、現実には逆行する動きが着々と進められている。

続きはこちら↓
http://taminokoeshimbun.blog.fc2.com/blog-entry-128.html


◆5/4 第7回 わかちあい祭り! お知らせ↓
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/e8ba2d1d34df9a50cf2bf1e7118a8890
原発事故で京都に避難したお母さんたちの手作り品を販売します
原発事故は終わってません


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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-03-31 07:40:14
184人以外にも未公表の甲状腺がん〜事故当時4歳も
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2108
Unknown (Unknown)
2017-03-31 21:00:22
「原発事故で夢壊された」 京都地裁、避難者訴訟
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170329-00000031-kyt-soci
京都新聞 3/29(水) 23:00配信

東京電力福島第1原発事故による京都府内への避難者ら58世帯が東電と国に損害賠償を求めた集団訴訟の第25回口頭弁論が29日、京都地裁(浅見宣義裁判長)であった。4回目の本人尋問があり、原告らは避難のために生きがいだった仕事を諦めざるを得なかった心境などを語った。
 福島県郡山市から京都市に避難した40代男性は、お好み焼き屋を経営していたが、生まれたばかりの娘の健康を考え、店の権利や調理設備を売却。京都では思うような仕事に就けなかった。一昨年春に福島県内に戻って開業したが、売却した店を見ると苦しい思いに駆られ、「妻と2人でこつこつと積み上げた夢を壊された。私の生活は事故で狂わされた」と訴えた。
 福島県二本松市から京都市に避難した40代の女性は工房を構え、陶芸などで生計を立てていた。だが、子どもへの影響を考え、短期の避難を繰り返した末に京都に来た。「工房は娘と同じくらい大事だった。生きがいであり、大切なものを失った」と語った。
 口頭弁論後、茨城県から京都市に避難する川﨑安弥子さん(50)は28日の高浜原発運転差し止め仮処分を取り消した大阪高裁の決定について、「福島の原発事故がまるで収束しているかのような判断でショックだ。もっと広く原発の危険性を訴えていきたい」と話した。
Unknown (Unknown)
2017-04-01 17:54:52
深刻化する甲状腺がんの多発
許されぬ政府の帰還政策
http://webronza.asahi.com/journalism/articles/2017031500002.html

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