「困った時はお互い様」    

NPO法人「ドネーションシップわかちあい」事務局ブログです

住まいと職をなくした人々のために定額給付金の一割を社会還元しよう!

2009-06-26 06:20:33 | キャンペーンより
※北九州ホームレス支援機構の呼びかけを紹介させてもらいます。
http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/top.htm

北九州市民の皆さんへ
ホームレス急増!!住まいと職をなくした人々のために
定額給付金の一割を社会還元しよう!

困窮孤立者を支援する新しい地域拠点施設
「抱樸館(ほうぼくかん)北九州」建設5000万円募金のお願い


NPO法人北九州ホームレス支援機構は、1988年に活動を開始し20年にわたって路上のいのちに対して支援活動を続けて参りました。すでに700名以上が自立され新しい生活に入られました。これらはすべて多くの方々の温かいご支援の賜物です。結果、北九州市内のホームレス数は大きく減少しました。

しかし、昨年秋より世界は未曾有の不況に見舞われ市内ホームレス数が急増しています。これまで北九州市との協働による自立支援を含め年間150名以上のアパート設定をしてきましたが、2008年度はホームレス増加を見込み自立支援を一層進め220人以上の居宅設置を行いました。しかし、経済状況の悪化は深刻で支援が追いつかないほどの事態となっています。

現在北九州市の自立支援センターは、入所希望者が4カ月待ちの状態となっています。支援機構が独自に運営する施設も同様の状況であり市内の自立支援施設は不足しています。

さらに今後野宿状態へ向かう恐れのある方々が地域には多数いると見られ、その人々に対する早期の支援も必要です。一方すでに自立を果たした700名の自立者が再びホームレス状態に陥らないための継続支援も重要です。いま自立者の多くが高齢者となられ、ほとんどが家族、縁者のいない中で単身生活が困難になってきています。彼らが地域で安心して過ごせるための支援が求められます。

そこで支援機構としましては、新しい支援施設を建設することといたしました。収容人員は40名。これはホームレス状態に置かれた方々はもちろんのこと、地域において困窮孤立状態にある人々のための地域支援施設として計画しています。

つきましては、この施設建設のために、どうか寄付をお願いします!
折しも定額給付金の配付が始まろうとしています。
これを一時的な消費刺激にのみ活用するのは大変もったいないと思います。
困窮状態にある人々のいのちと希望ある社会の形成のために、ぜひ目標の5000万円を集めたいのです。
例えば定額給付金の一割(1200円)を、北九州市民の約4~5%(4~5万人)の方々が寄付としてお応えくださればそれはすぐにでも達成できます。

日本全体が苦しい時代となっています。
しかし、だからこそ人と人の絆を強め、決して一人も見捨てられることのない町・北九州でありたいと思います。
路上の人々は定額給付金の受給さえ困難な人々です。
どうか、そのいのちのためにあなたの心の10分の1を向けて頂きたいと心からお願し申し上げます。

2009年5月14日
募金呼びかけ人 奥田知志 (NPO法人北九州ホームレス支援機構 代表) 

<寄付金お振込>
郵便口座 01780-8-64142  北九州ホームレス支援機構
***********************

◆ホームレス支援とは
http://www.h3.dion.ne.jp/~ettou/npo/top.htm
(上記サイトのボランティア手帳より)
・・・ホームレス支援は、人が人として生きることを恢復(かいふく)していくことであり、
同時に新たな社会を創造する活動であると言えます・・・・

・・・支援活動は「社会」に対しても同じような課題を示します。
支援活動が「彼らを社会に戻すこと=社会復帰活動」に終始するのなら根本的な問題解決にはならないでしょう。なぜなら、「復帰するところの社会」そのものが「ホームレスを生み出した社会」に他ならないからです。
私たちがそのことを問題とせず支援活動をするなら、一方で今後も新たなホームレスが生み出され続けるでしょう。支援活動をする者は、この活動が困窮状態におかれた個々人に対する人道的支援であると同時に、今後社会のあり方を模索し、創造していく射程をもった活動であることを自負すべきです。

北九州ホームレス支援機構の場合、活動の目的は、以下の三点です。
1、一人の路上死も出さない
2、一人でも多く、一日でも早く路上から脱出(自立)できるように
3、ホームレスを生まない社会の形成

ホームレスの支援活動は、これまでの社会ではない、もうひとつの(オータナティブな)社会を目指す活動なのです。「野宿者の単なる社会復帰運動ではない」と言ったのはこの意味です。ホームレス支援活動は、現在の野宿状態にある人が人として恢復し新たな社会生活を取り戻すことを支援すると共に、この社会そのものが「ホームレスを生まない社会」へと、「無縁化する人がいない社会」へと創造されていく活動なのです。
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