SEASONS

幾度巡り 巡り行く 限りある 時の中に 僕らは今 生きていて そして何を 見つけるだろう

武士道

2007年05月30日 00時21分53秒 | Weblog
農水大臣が自殺しましたね。

詳しい事情はよく分かりませんが

①「自殺は悲しいことだ」

②「面子が潰された時には、潔く死ぬのが武士道だ」

という2つの意見を聞きました。

石原慎太郎は②を主張していましたが、石原慎太郎に限らず、友人にも②を主張している人がいますね。

う~ん、でもあの自殺って武士道の精神なのかね??

今回は「武士の切腹」というより「うつ病患者の自殺」っていう気がするんだけどなぁ。

だって、遺書にはひたすら「ごめんなさい」って書いてあるし、最近は表情が鬱だったらしいし。

「自ら死を選んだ」というよりも、「世の中で居場所がなくなったので、居場所を求めて自殺」って感じでしょうか。


いやむしろ、「パッと咲いてパッと散る。」と美化されていた武士の切腹も

実態は「うつ病患者の自殺」に近かったのかもしれません。

時代劇だと物凄く美しいもののように描かれがちだけど、実態はそうじゃなかったんじゃないかなー

という憶測を飛ばしたくなります。戦争も、映画と本物は全然違うって言うじゃん


でも、本物の武士がそれを聞いたら怒るのかな??

世の中には、理想のために自殺する人が実際にいます(イスラーム過激派とか)

でもあれは集団催眠にかかっているようにも見えます。

ってことは、武士の切腹も一種の集団催眠だったのかな??


いずれにしても

「負け組みは自殺してもしょーがない。それが世の中ってもんだ」という方も何人かいますが

「敗者は自殺するものである」っていう事実の(=実証的な)お話と

「敗者が自殺するのは良いことだ」っていう善悪の(=規範的な)お話をごっちゃにしたら、話が混乱すると思います。。。




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