・「シスタージェネレーター」「ハルシオン・ランチ」(沙村広明)
ハルシオンランチはSFネタまみれでワロタ。
裏表紙が円谷だわ本文にもブレードランナーやらAKIRAやら、さらには蒼穹紅蓮隊やら銀銃やらのSTGネタが入っててシューター歓喜。シルバーガンTシャツとか出されたらそれだけで買います。
内容は魔法のお箸で何でも食べる宇宙人が食ったり吐いたりするというカオスSFマンガ。
サブヒロインは窒素爆弾を作るぞ! ……なんつうマンガだよこれ。
「おひっこし」のときも思いましたけど佐村先生のギャグは異次元過ぎる。「好きな呪文はザラキです」とかな。
1巻ラストでエッジワースカイパーベルトなんていうステキワードが出てきたので、2巻はTFネタは確定ですね分かります。
「シスタージェネレーター」は短編集。
シリアスありギャグありの1冊なんですが、その中でガツンときた一文がありましたのでご紹介。
「人のやる事なす事に『中二』とか言って悦に入ってる連中が一番何も作り出せない層なんだよ!」(シズルキネマ)
「モノ書きに限らず創作者ってのはさ 知識も含めた自分の経験を肥やしにして その肥やしで作った野菜を売る仕事――だと思うのね アンタのしようとしてる事は肥やしを売ろうとするのと同じ事よ 売り払った後アンタの畑でどんな野菜が育つって言うの!?」(制服は脱げない)
特に2つ目はモノ書き未満の人間としてもガツンと来たので拡大フォントで。
でもその直後に「ワンダとダイヤとやさしい巨像」とか言っちゃってるんですが。
非常にいい言葉を授かりましたので、これを胸に呑んで創作を続けていこうと思います。