チャリで画鋲踏んだ……。
それでは気を取り直していきます、紅楼夢新刊レビュー。
・いのちのからくり(ACID CLUB)
既刊「わがままゆゆこ」と「しとやかレミリア」の直接の続編です。
みょんなことから中身が入れ替わってしまったレミリアと幽々子。
二人はそれぞれ、自分とは正反対の存在となるのですが……。
前回も書きましたが、幽々子とレミリアをうまく対置させている……というか、両者の間に対照的要素を見出す発想がすばらしい。
そして両者は幻想郷の最高のコミュニケーション手段である弾幕ごっこを通して本来の姿に戻るわけですが、それでも弾幕ごっこを止めないあたりがなんだかんだで二人とも子供っぽくて、話自体はシリアスなのに、妙にほほえましくてよかったです。
突き詰めて考えていくとどんどん難解な方向になだれ込んでしまいがちなテーマを、そうならずにきちんと書いているあたりは学ぶべき点ですね。
今日はここまで。
先日回収してきた通販で、紅楼夢までの新刊はようやくすべて入手したので、どんどんレビューしていこうと思います。
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