みなさん、最近雨ばっかりでジメジメした毎日をお過ごしかと思います。今日はそんな湿気をまるごと蒸発させてこの地球をカッピカピに乾燥した死の大地にしてしまいそうなイベントに行ってきました!
「WARウォー!!+バンバン!発声可能連続マサラ上映」!
WARウォー!!は面白い映画! バンバン!も面白い映画! じゃあふたついっぺんに上映すればもっと面白くなるよね! という小学生みたいな発想のもと本企画は発動されました。ちなみに上映時間は15:15~21:00です。バカじゃないの?
しかしサンサン劇場のマサラ上映に参加する兵(つわもの)どもには、今さら命を惜しむものなど一兵たりとも存在しません。いわば全員が覚悟ガンギマリの鎌倉武士ですよ。
そんな命知らずの塚口ファンが集う今日は、いつも通りタージマハルエベレスト塚口店が出張しカレーを振る舞っています。
最近はカレーもあんまり食べてないと言うか雑な自炊ばっかりやってるので久々にまともな食べ物を食べた気がします……滋養が五臓六腑に染み渡るぜ……。
そして地下の待合室は恒例の町内会モードで、敷物を敷いて座れるようになっています。ここほんとに映画館?(1回目)
今回はけっこう遅い時間に到着したので、すでにかなりの人が待合室に入っててこれまた恒例のお土産交換を行っています。塚口の福利厚生が火を吹くぜ!
わたくし人形使いも声をかけて頂ける人が増えてきてありがたい限り。今回はこんなお土産をいただきました。
そしていよいよ開場時間。これまた恒例の開場前のスクリーンはこんな感じ。
専属の映像班がいる映画館ってなんなんだよ。しかもこの映像毎回作ってると考えるとすげー話だよな。いつかこれまで作った上映前画像の総集編をyoutubeにまとめてほしいですね。
そして今回、劇場側から提供されたのはこれだけではありません。
ダイナマイトではありませんがそれに類するブツです。
これはつまり「きさまはシアター4に入れられたダイナマイトだ!! マサラ上映のの熱狂の中で大爆発するがいい!!」ってことですかね。元ネタ知らない人は「ダイナマイト 電子レンジ」で検索してみよう!
ちなみにこれは今回劇場が配布した特大クラッカーです。当然のことながら参加者全員に配られています。今回のサンサン劇場は、間違いなく日本で、否、世界でもっとも大量の火薬が集結した映画館となったことでしょう。ここ本当に映画館?(2回め)
じゃあこの大量の特大クラッカーをどうするのかというと、当然のことながら「バンバン!」における戸村支配人言うところの「インド映画史上もっともわかりやすいクラッカーポイント」で鳴らすとのこと。
このサイズの特大クラッカーが参加者全員分用意されていることに慄然としつつ席に着きます。そして場内の熱気が徐々に上がっていく中、いよいよ上映時間。
と同時に館内になだれ込んでくるダンサー集団!
館内に鳴り響く「WARウォー!!」の劇中歌「Jai Jai Shivshankar」!
いきなりダンスフロアと化してるんですけどここほんとに映画館?(3回目)
そしてその熱狂覚めやらぬ中、シネマスター☆トムこと戸村支配人の登場だ!
今回はゲストとしてボリウッドダンサーの方を招いたとのことですが、今回の「WARウォー+バンバン!」マサラ上映、いきなり過去最高の盛り上がりと熱気で幕を開けることになりました。なんならもう終わった感すらある。
この盛り上がりでゲームで言えばスタートボタンを押した段階。このまま本編が始まればどうなってしまうのか。
塚口サンサン劇場のマサラ上映の楽しみの一つが「職人芸の域に達したクラッカーのシンクロ」なわけですが、今日はこんな物を全員が装備し、なおかつ鳴らすポイントを完全に把握した上で鳴らすということなので何が起こるかわかりません。そのため今回は前説の段階で特大クラッカーを実際に鳴らして動作確認をするという入念なチェックが行われました。なお戸村支配人いわく「鳴らしたあとのことは知りません」だそうです。そりゃあそんなのどうなるかわからないだろうな……。実際にやってみてどうなったかはもちろんしっかり書くのでお楽しみに。
そして盛り上がり最高潮というかむしろ毎秒うなぎのぼり状態のまま前半戦「WARウォー!!」上映開始!
スクリーンに「WAR」のタイトルが出た途端にうおおおおおおおおおおおおお!!!!という映画のタイトル叫んでるんだか絶叫してるんだかわからない雄叫びがシアター4からほとばしる!
多分この瞬間サンサン劇場どころかさんさんタウン全体がガタガタ震えてたと思います。サンサン劇場のせいで全国の映画館の耐震基準が更新されるまである。
あとはもう我々観客は主演のリティク・ローシャン氏とタイガー・シュロフ氏の顔面がアップになるたびに歓声を上げるだけの存在と成り果てておりました。
しかし個人的には、引きの絵がまた映えると思いました。いやもうこのレベルの美丈夫なら突っ立ってるだけでカッコイイんですが。
いやーもうリティク氏もタイガー氏も手足、特に足が長いので戦闘シーンやダンスシーンのアクションが映える映える。タイガー氏の特徴的な空中で体を回転させてからのパンチやキック、リティク氏のあのホモ・サピエンスの範疇に収まってるとは思えない股下から繰り出されるジャンプなど、息つく間もないアクションに次ぐアクションがわんこそばのごとく楽しめます。
そして本作、前述の通りアクションに次ぐアクションで画面が埋まってるだけでなく、アクションシーンでちゃんとストーリーが進んでるのがまた素晴らしい。
「カーチェイスやアクションのあいだはストーリーが進行しない」はよく言われることですが、本作はどのシーンでも常にストーリーが進んでいる=事態が進行しているので、2時間31分もの上映時間の中で退屈する時間がナノセカンドたりともない。これだけ長尺の映画だとどこかでダレてしまいそうなものですがまったくダレない、しかし緩急はついているというのが素晴らしい。
さらに加えて今回はマサラ上映。要所要所でクラッカーや紙吹雪が場を盛り上げてくれます。特に紙吹雪はシーンごとに明確に色分けされており、爆発のときは赤や黄色、水しぶきのときは青などと場面ごとに色とりどりの紙吹雪がスクリーン上を舞う。これがまた美しいんだよな……。(恍惚)
今の時代、新作映画もちょっと待ってれば配信されるのでスマホがあればどこでも見られる時代になってますが、そんな時代にあえて我々が映画館に行く理由がこれですよ。この光景を見られるのはサンサン劇場だけ!
今回わたくし人形使いは比較的後ろの方の席を取ってたんですが、そのおかげか前の方の席から吹き上がる紙吹雪を堪能できました。というか関西の誇る紙吹雪職人ねんぶつさんの位置が紙吹雪の飛び方のみで特定できた。あんな天井近くまで紙吹雪撒けるのねんぶつさんしかいない。
そして武道において残心が肝要であるように、紙吹雪も投げたときだけでなく投げた後の滞空時間も非常に重要。これがまた素晴らしく、十分な滞空時間を確保した紙吹雪には「余韻」が生じるわけですよ。この実に日本文化的な美しさと言える「余韻の美しさ」は現場でしか味わえないので、このレポブログを読んででもしまだサンサン劇場のマサラ上映に参加したことがないという方は、配偶者をヤフオクで売ってでも一度サンサン劇場に来ていただきたい。ヤフオクの規約は知らん。
そんな盛り上がりの中、前半戦である「WARウォー!!」は終了。
いやーしかしこの作品何度見ても「ラストはどう考えても本物が助けに来る流れだろ!!」と「この流れで結局大差は裏切ってなかったの!?」の思いを抱かずにはいられません。
そして前半戦終了の段階で足元はこんな感じ。
30分の休憩を挟んで後半戦となるので、地下1階の待合室で販売しているカレーを食べて次に備えます。しかしもうこの時点で通路の段差部分が完全に埋まっててどこが段差なのかわからないレベル。
この状態でさらに「バンバン!」の終了後には、館内は一体どうなってしまうのか!
後半に続く!(キートン山田の声で)