A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

冬コミ戦利品レビュー東方編その8

2023-03-24 23:08:45 | 同人誌感想
 実はまだまだ残ってます同人誌レビュー。まあちょこちょこ進めていきますよ。
 
・東方ProjectTRPG短編リプレイ集 幻想卓遊戯(折葉坂三番地)
 毎度おなじみの小説サークルさん、今回の新刊は一風変わったTRPGのリプレイ集となっています。既存のTRPGを東方キャラでプレイしたリプレイ集ですね。
 わたくし人形使いはTRPGがどういうものかはおぼろげに知ってますが実際にはプレイしたことはありません。しかしむかーしむかし未だ天地の境目が曖昧であった頃に何もわからずに富士見ファンタジア文庫のリプレイ小説を読んでいた覚えがあります。あれですね、やったこともないゲームの攻略本だけ買うっていうあれですね。
 そんなわたくしでも、本作では単純にTRPGをプレイしている様子を楽しめましたし、各種の既存TRPGの用語やシステムを上手く東方の用語や世界観に読み替えているのが上手いと思いました。
 本作には、4種類のTRPGのリプレイが収録されていますのでそれぞれに感想を。
・くさのねフレンズ はるをさがして(けものフレンズTRPG てーぶるちほーの大冒険リプレイ)
 タイトル通り登場キャラは草の根妖怪ネットワークの3名。けものフレンズTRPGにふさわしいチョイスだと言えるでしょう。PCとしてのステータスの割り振りも元のキャラの特徴を活かしててなるほどなーといった感じ。こういう方向性の二次創作もあるのかそーなのかー。さらに各種スペルカードの効果もうまくルールに合わせてアレンジしてて面白かったです。あとタケノコが出てくると無条件でタケノコ魔神タケノッコーンが出てくる。
・南海に潜む黒い顎(下僕系イケメンTRPG ダークデイズドライブリプレイ)
 こちらは打って変わってダークな雰囲気の吸血鬼と下僕がメインとなるTRPG。もちろんキャラは紅魔館の面々です。それに合わせて戦闘描写もより過激に。いやーキャライメージにぴったりだなあ。
 最後にパッチェさんがおいしいところを持っていくのも実にらしくて楽しいリプレイでした。あと咲夜さん16歳について詳しく。
・夜を駆ける(ホラーアクションTRPG ブラッドムーンリプレイ)
 満を持してのレイマリ。「人を食らう怪異と戦う」という時点でやはり時期組の出番ですよね。シリアスかつバトルメインの雰囲気で、緊迫感のある展開を楽しめました。
 中でもやはり魔理沙が大ピンチになっててそっち方面のリビドーが満たされた感じ。また本作にはPC側に守るべき存在、大切な場所といった「幸福」というステータスが設定されてるんですが、魔理沙の「幸福」に「霧雨商店」が設定されているあたりに仄暗い闇を感じます。
・寄る辺なき地の果てで(終末紀行TRPG World's End Journyリプレイ)
 「人間とロボットの二人組みで終末世界を旅する」という設定で袿姫さまと磨弓をチョイスするあたりがさすが。敵とのバトルではなく過酷な環境そのものが最大の敵となる独特の緊張感のあるリプレイでした。
 ラストの展開も残念ながら旅の半ばで力尽きてしまったとは言え、その結末を上手くフォローし、元のゲームルールに則りつつ東方らしい、そしてこのふたりらしい展開になっててよかったですね。
 
 今日はここまで。
 
コメント
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