一端のオタクとしては避けては通れぬこの作品、レンタルビデオやテレビ放映、DVDなどで何度も見てきましたが劇場では見たことはありませんでした。
いやーしかし、この作品をよもや劇場で、しかも劇中と同じ2019年に見ることができようとは。こんなん普通ドラゴンボール全部集めないと叶いませんよ。
そして今回は待合室ではなくカウンターがこんな感じになってました。
もうさすがとしか言いようがありません。さすがにピーナッツ(隠語)は販売してませんでしたが。
本日は3回の上映があり、わたくし人形使いは17:35からの上映に参加してきました。
15:00の分はすでに完売、17:35からの上映終了後のアナウンスによれば、最終上映である20:00からの上映も満席とのこと。
もちろん17:35からの上映も満席となっていました。
リバイバル上映するならまさにこのタイミングしかないわけで、そりゃあ人も殺到するよなあと言った感じ。
さて映画の感想ですが、やはり音響が凄まじいですね。
特に冒頭のバイクチェイスのシーンは、芸能山城組のBGM(って扱いでいいのかあれ)が重低音でその破壊力が倍増!
後半のクライマックスシーンは音の種類がはっきりと聞き分けられるほどの音響となっていました。
本作は喧騒と爆音、静寂と無音のギャップが激しい作品ですが、サンサン劇場の音響によってそれが大きく強調されていました。
特にラストシーン、今まで何度も見てきたあの神秘的な静寂のシーンが際立っていた感じですね。
スクリーンで見る映像も、もう今見てもまったく見劣りしない素晴らしいものでした。テールランプの光を曳くバイクチェイス、近未来的なデザインの金田バイク、衛星レーザー砲SOL、フライングプラットフォーム、そしてサイキックバトルと、後に続く作品に多大な影響をもたらした描写やギミックは、まったく色あせていません。
あと個人的トラウマシーンであるぬいぐるみの幻覚のシーンもばっちり強化されておりうげえといった感じ。
いやーでも改めて見るとほんとに後世の作品への影響の大きさが見て取れますねこの作品は。
そしてスタッフロールの音響がいちばん効いてた……。
サンサン劇場では、イデオンや劇場版ガンダム3部作などなど、まさか劇場で見られるとは思わなかった作品が次々と上映されててほんとにもうありがたいとかうれしいとか通り越して異常事態だろこれ。