追加は27分ということでしたが、作品内容がひっくり返るほどの追加ではありませんでしたね。
で、公式サイトでの煽り文句「首都を戦場に変えた戦闘ヘリパイロット:灰原零。その真実に迫る117分」でsyが、結局灰原が何者だったかは明示されませんでした。
追加されたカットも主に灰原関連のものだったんですが、これもその正体に迫るというよりも、思わせぶりなカットとシーンで「こいつは正体不明のキャラなんだよ」ということを強調するためのシーンだったって感じ。
結局ノーマル版「首都決戦」と比べて、あんまり変わらなかったなあというのが正直なところです。
ディレクターズカット版でも、話の筋がノーマル版と大きく変わらない以上結局灰原がどういうキャラか、その正体と言うのは実はさほど重要ではないという構図は変わらないので、なんだかなーと、けっこう肩透かし感はありましたね。
灰原の正体を暴くことに矛先を向けてしまうと別の作品になってしまいそうだから、仕方がなかったといえばそうかも。
ただ、旧特車二課の面々が少しだけ出てくるシーンは、改めてこの作品が劇パトと地続きだということを感じさせてくれてよかったかも。