どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画@東京都美術館』なのだ

2018年05月29日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

<トーハクの総合文化展>を見たぼくらわ 東京都美術館に移動して 7月8日まで開催している<プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画>を見たのだ



今回の感想わ えこうに任せるのだ

東京都美術館 <プーシキン美術館展ー旅するフランス風景画> 7月8日(日)まで

https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_pushkin.html

公式サイト
http://pushkin2018.jp/

作品リスト
https://www.tobikan.jp/media/pdf/2018/pushkin_worklist_1.pdf




展示構成

第1章 近代風景画の源流

第2章 自然への賛美

第3章 大都市パリの風景画

第4章 パリ近郊―身近な自然へのまなざし

第5章 南へ―新たな光と風景

第6章 海を渡って/想像の世界

展覧会の副題の通り、フランス風景画が65点展示していました。


気になった作品

1.クロード・ロラン(クロード・ジュレ、通称ル・ロラン) エウルペの掠奪


ゼウスが白く美しい牡牛に変身し、エウルペを乗せており、掠奪が行われる直前の場面が描かれている。牧歌的で空気感がいい。


17.フェリックス・フランソワ・ジョルジュ・フィリペール・ジエム ボスボラス海峡

アジアとヨーロッパの境界線のボスボラス海峡を描く、近景にはエキゾチックな現地の人々が乗る小舟と岸の大地が、中景に大きな帆船と街並み、遠景におぼろげながらに宮殿?(モスク?)が見える。

大地の赤茶色、海の青、、町の白?黄色?(クリーム色?)、空の色がキレイでした。


27.ピエール=オーギュスト・ルノワール 庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰


美しい光が差す木陰で、テーブルを囲み談笑する人たち。手前の縦じまの女性は、ルノワールのお気に入りのモデルであったニニで、その後ろに描かれているのは、モネとされているそうです。

全てにおいて光に包まれている色彩がいい。


36.クロード・モネ 草上の昼食


解説には、こう書かれています。
『舞台はフォンテンブローの森のはずれにあるシャイイ=アン=ピエール。マネの《草上の昼食(水浴)》に刺激を受けながら、のちに妻となるカミーユや友人バジールらをモデルにスケッチを重ね、制作された。都会生活を垣間見せる、流行のドレスをまとう同時代の人びとの様子だけでなく、印象派の表現を予感させるきらめく陽光をも意欲的に捉えている。』

右の大木にPの文字とハートに矢の刺さったマークがあるが、これはもともとにその木あったものなのか、それとも何かと意図があってマークされたものなのか、気になる?


37.クロード・モネ 陽だまりのライラック


妻のカミーユと長男ジャンの乳母と思われる人物がライラックの木陰で休んでいる。今回は展示されていないが、モネは同じ構図で曇空のものも描いているそうで、連作につながる最初期の作例だそうです。


38.クロード・モネ ジヴェルニーの積みわら(※画像追記)


載せた画像よりも、もっと色が青々としている。

2005年に見たことがある。記憶違いで、間違っているかもしれないが、この積みわらの構図と同じようなものが、大原美術館とポーラ美術館にあったような・・・?


39.クロード・モネ 白い睡蓮


たぶん、2005年に見たような・・・?

この作品は、最初期のもので、睡蓮の連作は200点を超えるそうです。最初期だから丁寧に描かれている印象があり、白を含んだ緑?(黄緑?)の色の調和がとれていて好きな睡蓮で、池というより睡蓮の花畑のよう?


53.ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山の平野、ヴァルクロからの眺め



54.ポール・セザンヌ サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め


no.53の<サント=ヴィクトワール山の平野、ヴァルクロからの眺め>から20年経って制作されたもので、ゴツゴツしていてより抽象的になった感じ。


63.アンリ・ルソー 馬を襲うジャガー


残酷な場面の絵だが、それを感じさせないコミカルなマンガの一場面を見ているような・・・。いろんな意味でリアリティーがないのかもしれないが、ルソーの絵は見ていて楽しい。


あと、フランソワ・ブーシェの<農場>も良かった。


私が惹かれた作品は、主に印象派以降のものでしたが、素晴らしい風景画が展示していますし、展示作品が65点と、疲れずに見るのには、ちょうど良いと思いますし、ご覧になって見てはいかがでしょうか?


この後わ 錦糸町に移動して<中華そば 満鶏軒>で 遅めのランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ



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