Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

オペラ鑑賞セミナー「ラ・ボエーム」

2010-07-28 03:48:30 | オペラ
「オペラ」カテゴリー
マジ久しぶり(◎o◎)

そうです、おいらcalcioにうつつを抜かしておりましたよ(*^_^*)


24日、シンフォニア岩国のオペラ鑑賞セミナー行きました。
9月のバーデン市劇場「ラ・ボエーム」の公演を前に
オペラを楽しむためのポイントを講師の方がわかりやすくお話して下さいました。
講師は内田陽一郎先生。

いつもはぼやっと聴いてる音楽も
専門的なお話を聞くとまた新鮮(^O^)

登場人物それぞれのライトモチーフをピアノで演奏してくださったり
dolce-vitaはもう興味津々( ̄∀ ̄)

しかも歌手の方のアリアも聴けるというオマケ付き♪

山本剛史「冷たい手を Che gelida manina」
赤川優子「私の名はミミ Si, mi chiamano Mimi」
    「私が街を歩けば Quando me n'vo soletta per la via」
高橋健「古い外套よ Vecchia zimarra」

高橋健さん、3月の「友人フリッツ」と「外套」に出演されてましたね~
その時も演技派な印象でしたが
あの短いアリアでコッリーネになりきってるカンジがすごいっ
最後の質問コーナーでも仰ってましたが
プッチーニのオペラが他のオペラと違うトコロ、
歌詞が凝ってる!

そう(o^∀^o)それはdolce-vitaが常々(不満に)思ってること!
特にこの「ラ・ボエーム」の台本の言葉の表現は全篇凝りに凝っていて
おかげでロドルフォの口説き文句が
ちっともぱっとしない(¬з¬)
詩人なのに…。

「彼は詩を見つけた Trovo la poesia!」
ロドルフォとミミの出会いをそう表現した画家のマルチェッロの方が
よっぽど詩的だと思っちゃうホド(^_^;)

ま、それは直接的にはプッチーニのせいではなく
台本書いたジャコーサかイッリカが悪いんだが。
プッチーニも台本には相当口出ししたはず。

赤川優子さんもお話されましたが
プッチーニのスコアはト書きやら何やらとにかく指示が細かいんだそうです。
スコア通りに歌ったり演じたりすれば
一応はカタチになる…とか…
たぶんそこがいいような難しいような
ビミョーなカンジだったのが聞いてて面白かった。
ミミとムゼッタ、続けて歌われましたが
全く正反対の二人、
ムゼッタのワルツの伴奏が流れた刹那
地味で控えめなミミから
美人で気の強いムゼッタに
ガラッと変わられたのが印象的でした。

テノールにとって舞台にあがって初っ端「冷たき手を」っていうのはどうなのかしら。
しかも気持ちを作って舞台に登場したのに
先生ったら「字幕がないので歌詞をご紹介します」って歌詞を朗読するし。
えっ(^。^;)今このタイミングで~!?
その間舞台の上で待たされる山本剛史さん。
聴衆までもがどきどき緊張するじゃん(≧ヘ≦)

しかし山本剛史さん、
最後のハイCまで
難なく美しく歌われるのであった。
なーんだ、緊張したのはおいらだけか(-.-;)

約2時間のセミナー
すっごく楽しかったですぅo(^-^)o



岩国駅からてくてく歩いて行ったので
陸橋から見えるシンフォニア岩国の裏っかわ。
どこから眺めても立派なホールです。

ちなみに暑いのが苦手で普段昼間出歩かないdolce-vita
慣れないことをしたもんだから
日傘を差したにも関わらず、暑さにやられてしまいました(・_・;)

へぼいぜ、おいら(≧ヘ≦)

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