Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

芸術都市パリの100年展

2008-07-21 13:07:38 | 美術館
ひろしま美術館開館30周年記念「芸術都市パリ100年展」行きました。



ルノアール、セザンヌ、ユトリロの生きた街 1830年-1930年。

美術館は入り口前からパリ気分を演出。木々にはトリコロールのおリボン。ショップにはエッフェル塔が乱立。ドアにもエッフェル塔のモチーフが。
あらあら、安い演出だこと。(`∀´)
思いとは裏腹に、前世パリジェンヌの私は、気がつけば展示室に入る前からすっかりテンション上がってる(*^o^*)

ユトリロ「コタン小路」このユトリロ好きだわ(=^▽^=)
逼迫した狭い小路でしかも手前の壁面に押し返されそうになるのだけど。
奥に向かってまっすぐ伸びる更に狭い石段を登った先には緑の木々があり、しかも果実だか花だかをつけていて、目線はそのまま空に抜けていく。
ユトリロらしいけど、抜け感があって救いがある。結構気に入ってぺったり張り付く(*^_^*)
その隣に「ベルリオーズ夫妻の家」
メフィストフェレスのセレナーデのワンフレーズが頭に浮かぶ。おまけにそこしか思い出せないものだから、そのフレーズが頭の中でしつこく繰り返される。
中途半端なBGM(^-^;)

ラウル・デュフィ「家と庭」
緑に囲まれた白と青の家。真ん中に赤いバラ。好きです。

ギュスターブ・モローの幻想的な絵も数点並ぶ。

あらっあれはアングルかしら?
近づいてよくみると全くの別人の作品で(名前忘れた)。
説明を読むと若い頃アングルの弟子で、師の影響から脱するために云々と記されていた。
ごめんなさいo(_ _*)o
悪気があった訳じゃないのよ。女性の顔立ちだか色の質感だか何かが、遠目で見たときアングルを彷彿させたのよ。
あーっ、これもファーストの劫罰が続いているからよぉ、メフィストフェレスの悪戯なのよ(→o←)ゞ
まだBGMでぐるぐる回っているベルリオーズのせいにして、そそくさとその場を立ち去る。

気を取り直して。
ロダンのバルザック像。デフォルメされてユーモラスな感じがつい笑いを誘う。
おっと、シュザンヌ・ヴァラドン(≧▽≦)
ついギャロップになる。
結構たくさん作品あるじゃん♪満足気に作品に見入る。
その中に1枚ユトリロを描いたデッサンが。
うなだれるユトリロ。
母を求めてやまない息子。そして苦悩する息子を何かの静物のごとくデッサンする母。
この時ユトリロがどんな気持ちでデッサンされていたのか。こっちまで超ブルー入る(-_-#)
ユトリロを産んだ頃のヴァラドンの自画像。
唇を固くた引き結びやや顎を上げキリリとした表情が美しい。美し過ぎる!
「エリック・サティの肖像」
えっこの2人って付き合ってたのね(+_+)
ヴァイオリンとハープの七夕コンサートで聴いたばかりの「ジュ・トゥ・ヴー」が高らかに流れる。
メフィストフェレスの呪縛からやっと解き放たれ、「あなたがほしい」というはしゃいだ愛の讃歌を奏でる。
うーん、パリっぽい(^-^)
サティの肖像画を眺めながら先日のヴァイオリニストの方のお話を思い出す。変人ネタを面白おかしく話して下さったけど。そうですか、あなたでしたか。ペコリ。軽くご挨拶する。
ヴァラドン以外に特に浮いた噂もなかったらしいし、この曲はヴァラドンと恋に落ちて浮かれて作曲した作品なのかしら。
うふふ(*^o^*)
的外れかもしれないことに思いを巡らせ下世話に微笑む。

ここからはサティをBGMに。
軽やかに鑑賞。

写真もいろいろあったけど「エッフェル塔の落雷」衝撃的でかっこよかった。

常設展も勿論外せません。

しかし。
この流れで佐伯祐三のロカション・ド・ヴォワチュールがないなんて寂しいじゃないの。
ヴラマンク見ながら恨みがましく思う。
くーぅ、私が学芸員だったら無理矢理どこかに押し込むのにぃ(→o←)ゞ

最後に音声ガイド。BGMはサティとの記述がっ。
なにーっ( ̄□ ̄;)!!
音声ガイド携えてもう一周しようかと鼻息を荒くしたが。
思い留まる( ̄ー ̄)
それはまた次の機会に。

I'll be back !!
(b^-゜)

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