Sotto voce (^-^)

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Non vedo l'ora!

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歌劇「エルミオーネ」ロッシーニ作曲

2009-08-10 23:27:12 | オペラ
歌劇「エルミオーネ」
ロッシーニ作曲

指揮:ロベルト・アバド
演出:ダニエレ・アバド
管弦楽:ボローニャ市立歌劇場管弦楽団
合唱:プラハ室内合唱団
アドリア海アリーナ・テアトロ・ウノ(イタリア・ペーザロ)

エルミオーネ:ソニア・ガナッシ
アンドローマカ:マリアンナ・ピッツォラート
ピルロ:グレゴリー・カンディ
オレステ:アントニーノ・シラグーザ
ピラーテ:フェルティナント・フォン・ボートマー
クレオーネ:イリーナ・サモイロワ
フェニーチョ:ニコラ・ウリヴィエーリ
チェフィーザ:クリスティーナ・ファウス
アッターロ:リッカルド・ボッタ


夏休み中で、どこにも出かける必要もなく、昼間っからゆったり家でオペラ鑑賞(^O^)
夜ピラティスのクラスに行くだけ。
すっごく贅沢な気分♪


2008年、ロッシーニの故郷ペーザロで開催されたロッシーニ音楽祭の演目です。

ギリシャ悲劇に基づいたお話。
アキレスの息子・エピロスの王ピルロは、トロイア戦争の捕虜として英雄ヘクトールの寡婦アンドローマカと息子アスティアナッテを連れ帰る。
そして彼はスパルタ王女エルミオーネとの婚約を破棄しアンドローマカに結婚を迫る。
誇り高く拒むアンドローマカだが、息子の命を盾に取られ、自分はすぐ死ぬつもりで結婚を承諾する。
憎悪に燃えるエルミオーネは、自分を崇拝するギリシャの使者アガメムノンの息子オレステにピルロの殺害を命じるが。
ピルロを殺したオレステを本気じゃなかったと責める。

オレステ→エルミオーネ→ピルロ→アンドローマカ→ヘクトール
オペラっぽい片思いの連鎖!
そして。
ねえねえオチは?
Dove?(-.-;)

ピルロのエルミオーネに対する仕打ちが相当ヒドいの(`o´)
心変わりを詫びる気配がさらさらないどころか、エルミオーネの気持ちも立場もとことん蔑ろにする。
エルミオーネも嫉妬というよりは、そんなピルロに憎悪を募らせることになる。
恋敵に矛先が向かない辺り、いっそ爽やかさえ感じるよ(-.-;)

ラストは、忍者屋敷方式のぐるりと回る壁に、殺されたピルロがぶら~んとぶら下がって現れて、エルミオーネが失神。
終わり。
おーい(-"-;)
完全に取り残されたカタチです。


楽曲は、美しい。
こんな身も蓋もない話、最後まで一気呵成に観たのは、不幸なのにどこか軽やかなロッシーニの音楽のおかげ。
アンサンブルも美しいけど、エルミオーネの狂乱の場(違うけど)もなかなか。

歌手陣は。
もちろん私の主役は、アントニーノ・シラグーザ♪
フローレスがいなければ私のベルカント王子間違いなしのシラグーザ。
ごめん、でもフローレスがいるの。
(何の謝罪?)
第1幕の友情厚いピラーテとのアンサンブル。
かっこよかった~(≧∇≦)
「ランスへの旅」を彷彿させるような小気味いいカヴァレッタで、またしてもお茶の間から喝采を送るのであった。
ただ(調子が悪かったのか)ピラーテ役のテノールの声が耳障り。
声量がないのが唯一の救いだった。
(自分は悪く言っておきながら、カーテンコールでブーイング貰ってる様はちょっとかわいそうだったな)

女声陣は二人ともすごかった。
アンドローマカのマリアンナ・ピッツォラートは、どこまでも毅然とした演技で、強い声を持つ低めのメゾ。
タイトルロールのソニア・ガナッシ。
この方、ソプラノかしら(◎o◎)と思うほど、美しい高音域を持つメゾです。
ちょっとふらつくのがチャーミングなシラグーザとは対極に、完璧な安定感。
シラグーザとの二重唱はホント美しい(*^o^*)

後、バリトンのニコラ・ウリヴィエーリ♪
いい声してます。
フェニーチョとピラーテのお互いの国を心配する忠臣の二重唱。
ウリヴィエーリの朗々とした歌声にピラーテ役テノールの耳障りな声が重なる。
(以下同文)
フェニーチョは役もよかった。
唯一の常識人で、上司のピルロだけでなく、アンドローマカやエルミオーネ、誰に対しても誠実なのだ。
テノールがみんなどこか弱かったり問題児だったりする中、バリトンひとりだけいい人っていう構図も珍しい。


舞台装置もシンプルだけど凝ってます。
アンドローマカやトロイア人が捕らわれている牢獄の天井が下ろされると、その天井を舞台に、ピルロやエルミオーネたちの世界が繰り広げられます。
後ろの壁も4枚のパネルが回転扉のように開いたり、壁そのものが忍者屋敷みたいに回転したり。
結婚式の行列なんかすごく効果的(o^∀^o)


指揮、演出、クラウディオ一族。
指揮のロベルトは甥、演出のダニエレは息子だそうです。


ソニア・ガナッシ、ニコラ・ウリヴィエーリ
要チェックですo(^-^)o
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