Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

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メトロポリタン・オペラ ヴェルディ《椿姫》

2013-02-09 22:27:25 | オペラ
メトロポリタン・オペラ
ヴェルディ 「椿姫」
2012年4月14日
メトロポリタン歌劇場

指揮:ファビオ・ルイージ
演出:ヴィリー・デッカー

ヴィオレッタ:ナタリー・デセイ
アルフレード:マシュー・ポレンザーニ
ジェルモン:ディミトリ・ホロストフスキー


ヴィリー・デッカー
デッカー演出ということは
あの2005年ザルツブルク音楽祭の「椿姫」
ヴィオレッタ/アンナ・ネトレプコ
アルフレード/ロランド・ビリャソン
ジェルモン/トマス・ハンプソン
このときと同じプロダクションですね。
といいつつ、dolce-vitaそれをテレビで観たのも5,6年前で
ちょっと記憶もアヤシイけど(^-^;
でも観始めると思い出してくるものですね

舞台装置はでっかい時計とソファのみ。
この時計がヴィオレッタの残された時間を暗示するかのように
不安をかきたてるの
前回は気づかなかったけど
第2幕1場ではソファに掛けられたファブリックと同じものが
この時計を半分覆い隠すように掛けられている。
多分この時計はヴィオレッタの不安や不幸の象徴でもあるのですね
アルフレードと幸せに暮らす場面では時計は覆い隠され
(でも半分のぞいてる)
パパ・ジェルモンに別れると約束したとき
ヴィオレッタは泣きながらそのファブリックを外す
自分の手でまたその不幸と向き合うようにさせるなんて
デッカーったらなんて残酷なのっ
そして第3幕では謝肉祭のバッカナーレの合唱が去っていくとき
ついにその時計は舞台から消えてなくなるの…。
(そしてアルフレード登場)

dolce-vitaは「椿姫」のマルグリットが待っても待ってもアルマンは現れなかったように
オペラのラ・トラヴィアータもアルフレードは戻って来ず
あれはヴィオレッタが亡くなる前に見た幻だと思ってます。
たぶんデッカーも同じなんだとその時確信したっ
カーニバルが去って静寂が訪れたとき
ヴィオレッタはきっと息を引き取ったのよ。
そして幸せな幸せな幻を見る。
まずは愛するアルフレードのことを思い出す。
そして心に引っ掛かるジェルモンに思いを馳せる。
第2幕で身を切るような思いでアルフレードとの別れを決意したのに
最後までヴィオレッタの気持ちをわかってくれようとせず
せめて「娘として抱きしめてください」と胸に飛び込んだけど
それも叶わなかった。
だから幻として現れたジェルモンは
ヴィオレッタに謝罪し、娘として抱きしめる。
ジェルモンがアルフレードより少し遅れて登場するのも
そう考えれば納得できるし。
そして最期の場面でヴィオレッタがGioie!と喜びを歌って倒れたとき
アルフレードもジェルモンも 舞台の端に座ったまま…。
ヴィオレッタはひとり孤独に死にゆく。
デッカーさん、dolce-vitaもそう思いますぅ

そう、孤独。
デッカーが描きたかったのはヴィオレッタの孤独だったのかも。
このプロダクションはヴィオレッタが赤いドレス。
それ以外の登場人物はすべて黒いスーツ。
(あ、アンニーナは黒いドレスだったけど)
パーティの女性客もお友だちのフローラも
みーんなみんな黒いスーツで
ヴィオレッタだけが異質にみえる。
時折黒い波のようにヴィオレッタの方に押し寄せる。
すっごい不安感、そして孤独感。
デッカーは個々を描くより
そんな心象的な表現に重きを置いたのでしょうか。

そして黙ってヴィオレッタを見守る謎の男性。
(前回この人、黙役かと思ってたら
第3幕でグランヴィル医師と判明したのでした)
彼は死神か、ヴィオレッタの不幸の象徴か…

デッカーはいくつもカタチを変え
ヴィオレッタの悲しい運命を描いたのかもしれません。

前回観たときはそんなこと気づかなかった。
ただ現代的でシンプルな舞台なんだなって思っただけ。
時が経ってまた違うキャストで観ると
全然別のものが見えてきました。
この演出、好きです


ナタリー・デセイ
ナタリー・デセイは風邪をひいてコンディションが良くないと聞いていたので
結構覚悟して観始めました。
ご本人もインタビューでも笑顔がなく
「高音が出なくてごめんなさい。」って謝罪する場面も。
確かに、Sempre liberaの最後の高音はホントに苦しそうに振り絞るようでした。
でもねっでもねっ
結論からいうと、dolce-vitaにとって
不調のナタリー・デセイ>普通のソプラノさん
いろんなこと含めてナタリー・デセイ、いいな
やっぱり大好きなのでした

あ、迂闊なdolce-vita
今まで何度となく「椿姫」観たのに。
「ああ, そは彼の人か(Ah,fors'e lui)~花から花へ (Sempre libera)」 の前に
ヴィオレッタがつぶやく 「不思議だわ(E strano!)」 というフレーズ。
第3幕でも弱々しく二人で Amor e palpitoと歌った後に
ヴィオレッタはまたE strano!と歌う。
↑だけだと思ってたの
今回聴いてたら第2幕でも
E strano! ってフレーズがあるじゃん。
今まで何聴いてたんだろ…

第2幕1場のナタリー・デセイすごい説得力でした。
アルフレードに別れの手紙を書くときも
便箋を手に所在なく部屋を歩き回る。
そんな細かいところにいたるまで気持ちが込められてて
観ているdolce-vitaもそのままヴィオレッタの気持ちをなぞるようです。
アルフレードの元を去るヴィオレッタ
Amami,Alfredo,Amami quant'io t'amo!
いつも以上にdolce-vita号泣です


マシュー・ポレンザーニ
アルフレードが喜びいっぱいで歌うAmor e palpito
dolce-vitaの大好きな曲デス。
(仕事しながら歌ってたりするくらい好き
マシュー・ポレンザーニの素直で明るい伸びやかな声が
めちゃめちゃハマってます
しかも言葉の一つ一つをとっても丁寧に発音して歌います。
dolce-vitaの中でマシュー人気が赤丸急上昇
マシュー・ポレンザーニ好きですぅ
…と同時に、なぜかやたらチラつくりょうさんの笑顔
そっかぁ
マシュー・ポレンザーニの歌声って
りょうさんの声のイメージにかぶってるんだぁ
Amor e palpito
是非ともりょうさんに歌ってほしいですぅ

第2幕の「燃える心を」 からアルフレードが歌っている間
なんか雰囲気ドニゼッティっぽい
ぷぷっ(^w^)
dolce-vitaは好きデスけどね

なんと今回アルフレードはパパ・ジェルモンにぶたれるんだけど
(前に観たときハンプソンぶちましたっけ?ホロ様オリジナル?)
ぶたれて(張り倒されて?)、ポレンザーニはびっくりして眼を剥く。
そしてパパ・ジェルモンに諭されても頑是ない子供のように
ソファの蔭でえーんえーんと泣いて、嫌々をする。
この展開はちょっと驚きで
dolce-vitaもポレンザーニくらい眼を剥きそうだった。

かと思ったら、第2幕2場ではさっきまで頑是ない子供だったのに
ポレンザーニったら、デセイの肩を後ろから抱き寄せたかと思いきや
その肩に唇を寄せたのっ
きゃーっきゃーっ
ポレンザーニったらとっぽい顔してそんなことまでしちゃうのねっ
何かがdolce-vitaのツボだったのでしょうね
しばらく理性を失うのであった。


ホロ様
最近のホロ様は、役づくりがスゴい
パパ・ジェルモンはヴィオレッタにとっては悪役だけど
外面はイイ人を装っているアタリがホントにいけ好かない
偽善者ーっ
と、叫びたくなるくらいちょっとヤなヤツ。

…なんだけど、ホロ様はやっぱ違います。
登場の場面からすでにヤなヤツだった
俺様ワルいヤツだけど、何か?
的な

ヴィオレッタとの長い二重唱の間も
きっぱり!自分の主張のみ!
一貫して、ヴィオレッタの話になど耳をかさない!という姿勢を崩さない。
別れを決意した傷心のヴィオレッタに
Piangi!と歌うけど、自分がそれを受けとめる気持ちは一切ない。
もう話は終わったとばかりに
「私の本当の気持ちをアルフレードには伝えてください」
とすがるように訴えるヴィオレッタに
「誇り高く生きてください」も捨てゼリフ気味に。
ここまで冷徹なパパ・ジェルモン見たことないよぉ
みんな少しくらいはヴィオレッタを励ますニュアンス含めるじゃん。
そんなの一切なし

一方アルフレードに対しては愛情いっぱい
でも「プロヴァンスの陸と海」で説得を試みるも
アルフレードが聞く耳持たずで
ヴィオレッタのことで頭がいっぱいと見るや
パーンと張り倒した
ホロ様のパパ・ジェルモン、
おもしろいっおもしろすぎますぅ

もちろん歌声はうっとり
いつもCDで聴いている「プロヴァンスの陸と海」も
さらにレガートを長く美しく響かせます
しかもすこーんと明るいポレンザーニの声との対比が
さらにおもしろいのでした。


書きたいことの半分も書いてないけど
…なんかこんなカンジ
すっごくすっごくよかったデスo(^o^)o
コメント (2)

堺町バル

2013-02-09 08:02:49 | おいしいもの
フェニックスホールでのコンサートのあとは
いまさら紙屋町八丁堀方面に戻る気になれず…土橋方面へ

その道筋にあった「堺町バル」

外から見た感じ、立ち飲みのバルらしく
とくに立地に恵まれている訳でもないのに満員です

…なるほど納得
とにかくおいしい

薫製盛合せ
大好きな鴨の薫製
白いのはなんとお豆腐の薫製デス


パテ・ド・カンパーニュ
定番ですよね


ピクルス
酸っぱいのがニガテなdolce-vitaは一口だけいただきます
ハーブが効いてていい香り


里芋のグラタン
最近、里芋マイブームです


レバーパテ
あ~ん☆幸せq(^-^q)



ここまで立ち飲みしていたdolce-vitaたち
2階のテーブル席空きましたと言われて
移動


ムール貝の白ワイン蒸し
お出汁のでたおいしいスープにバケットを浸して余すことなくいただきます


ソーセージ2種盛り
奥のソーセージはレバーソーセージ
大好き


旬の野菜を使った総菜と自家製 の薫製
テイクアウトもできるそうです。
ふっふっふっ(^.^)
いいコト聞いちゃった
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