髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

会いに行きたいよ~遠い空間を~♪高知ツーリング後編!爆走800キロ!

2010-04-11 | ツーリング
4月2日~4日、Perfume【ファンクラブツアー『パッと楽しく遊ぼうの会』】高知公演に参戦するために、東京~高知を往復してきた。
当初は往復すべてを自走する予定だったが、友人の勧めもあり、往路はフェリーで東京から徳島まで行き、徳島から高知までを自走することにした。復路は高知から東京まで一気に走り抜ける。

東京から高知までのフェリーの旅はこちら

さて。
前夜に飲みすぎたために、5時起床7時発の予定が、8時起床となった。
800キロの長旅を前にして3時間の遅れである。
細かく手帳に行程を書き込んでいたが、そんなものはどうでも良くなった。
明日の仕事の開始時間までに帰れればいい。
今にして思えば、この「吹っ切れた感」が良かったのかもしれない。

ゆっくりとシャワーを浴びて、散らかった荷物をまとめてホテルを出る。
行きは背負っていた荷物だが、帰りは身体への負担になるので、リアフェンダーにすべてをくくり付ける。
ちなみに、XL883Nのリアフェンダーは、鉄製で、フレームにがっつりと接続されているので、そのまま人が乗っても耐えられる強度を持っている。
ウインカーも、国産車とは違って、フレームに固定されているのでフックとして十分な強度を持っている。逆に言うと、転倒したときのダメージは大きい。

モンベルのドライコンテナにバッグを入れて、二重にロープで固定して、ネットを被せる。
家に帰るまで一度も解かない予定なので、時間をかけて念入りに固定した。
最後にPerfumeのツアータオルを御守りにネットの中に入れて完成。



自分はポーターのウエストポーチだけを身体にたすきがけして行く。
これも、信頼性を上げるために、二重にベルトを装着してある。

「信用しない」

これが、私が今まで体験したツーリングや、職業運転手時代に得た教訓だ。
根拠もない信用が、トラブルや事故の元になる。
自分の運転技術、自分の装備、相手のクルマなど、根拠もなく信用すると、痛い目にあう。
以前の日記にも書いたが、前のクルマにぴったり寄って煽るクルマや、車線を縫うように走り抜けるバイクなどを見ると「よくもあんなに他人を信用して走れるな」と感心してしまう。

周囲のペースに飲み込まれても自分のペースを乱さずに、いつでもあらゆるトラブルを想定しながら、一定の巡航速度で走らなくてはならない。

寝坊したけど。

大きく深呼吸をしてから、「よろしくお願いします」と声をかけて、バイクのエンジンに火を入れた。

9時30分。0キロ。
東京に向けて出発した。
昨日に比べるとずいぶんと暖かくて、空気がやさしい。走るのが気持ちいい。
けっきょく高知の街を楽しむことはほとんどできなかった。
ヘルメットの中から、高知の街並みを目に焼き付けながら走った。
殺伐とした東京の街並みに比べると、心がとても和む、素敵な街だった。
いつか機会があれば、また訪れてみたい。

9時46分。南国PA。10キロ。
高速に乗ってすぐに休憩にした。給油。
ガソリンも底をついているし、朝飯も食べたいし、一度走ってから積荷のチェックもしたい。
あまり腹は減っていなかったので、山菜そばを食べる。
改めて今日一日の安全を願って、再び走り出す。
どうせドロドロの最後になるのだろう。という覚悟をした。
「腹をくくった」感じか。

11時34分。阿波PA。121キロ。
高知道から徳島道の真ん中あたりまで。天気がよく、風もないので距離を稼げた。
自分の場合、おおよそ100キロの移動で身体が疲れてくる。
身体の底から疲れが出ないうちになるべく距離を稼いでおきたい。

その後、藍住ICで徳島道を降りて、一般道で給油した。
一度バイクから降りるだけで、ちょっとした体力の回復になる。
板野ICから、今度は高松道へ。いよいよ四国から脱出だ。

12時36分。淡路ハイウェイオアシス。236キロ。
鳴門海峡を、かなりあっさりと通過してしまった!
どこかで橋を見物する場所があるのかと思ってたら、あっという間に通過。
風が不安だったが、奇跡的に無風だったようで、煽られることなく走り抜けた。
クルマとは違って、バイクは風の影響をモロに受ける。
XL883Nは、260キロの重量があるのでさほどでもないが、それでも強風だと一車線くらいは簡単に流される。
この区間は、かなりストイックに走った。
途中で何度もハーレー軍団を追い抜かしてきた。
その中のひとつの軍団を追い抜かすときに、一台がしばらく後ろにぴったりと付いて走ってきた。
「挨拶がないぞ!」とでも言いたいのだろうか?
申し訳ないが、こちらは自分ひとりが走るのに必死になっている。
今は交流は必要ない。
私の無関心ぶりに、離脱してくれた模様。

このハイウェイオアシスで、明石海峡大橋を眺めることができる。
出かける前からこの景色が見たかったので感激した。
ハーレーが合計で100台以上はいたかもしれない。
写真撮影だけして、わりと短時間でここを出る。




ゴチャゴチャ黒いのがハーレー軍団だ。
カメラを右に振ると、これの5倍はいる。

13時31分。吹田PA。300キロ。
阪神高速3号神戸線~名神高速へ。東京の首都高速を走っている気分。
もうずいぶん帰ってきた感を感じるが、それは錯覚。
食事をしようと思ったが、店内で芸人?みたいな人が大声で何かを宣伝していたので、バイクの給油だけで立ち去る。
肩がちょっと痛くなってきた。



たぶんこの辺で撮った画像。

14時37分。甲南PA。346キロ。
名神高速~京慈バイパス~草津JCT~新明神高速へ。
途中、向かい風が強すぎて、頭をまっすぐに保つのが辛いほどだった。体力をずいぶんと奪われた感じがした。
だけど、自分で決めた巡航速度は守りたい。
ここで昼飯を食べることにした。何故だか食欲はあまりない。
味噌ラーメンを半分だけ食べる。
身体は、全体的に疲れてきた。

16時14分。刈谷ハイウェイオアシス。472キロ。
新明神高速~東名阪自動車道~伊勢湾岸道へ。
ここに来てグッと身体の疲れが吹き出してきた。
肩とケツとヒジが痛い。
集中力も、自分ではっきり分かるほど落ちてきた。
あとは、出所の分からない恐怖も生まれる。高速走行が怖い。
やや風が強かったからかも知れない。
給油をして、トイレなどに行ってリフレッシュ。
汚い話だが、トイレでパンツを下ろす作業が、とても大きなリフレッシュになる。トイレじゃないところでパンツを下ろさないように気をつけたい。

18時08分。牧之原SA。595キロ。
伊勢湾岸道~東名高速へ!給油をした。
疲労も蓄積してきたが、この時点で一息で120キロ走った俺は偉い!
途中の豊田JCTの酷い渋滞を抜けて、浜名湖の誘惑を避けて、気合で走った!
ここで、完全に日が落ちた。
視界を確保するために、ヘルメットのシールドにべっとり付いた虫の死骸をふき取る。
この先、大井松田から先で渋滞35キロが発生しているとの情報を得る。
予定通りだから、それほどの落胆はなかった。
XL1200Nのオーナーさんに話しかけられたが、今にして思えば、ずいぶんそっけない対応をしてしまったかも。
追い詰められていると、思考の視野が極端に狭くなる。

19時50分。愛鷹PA。686キロ。
足柄PAまで行こうとしたが、肩とケツとヒジの痛みと、集中力が低下したのでくじけた。
身体をほぐすために運動運動!
とても弱い雨が降ったりやんだりしている。

20時21分。足柄PA。711キロ。
最後の給油をした。
いつもコメント欄でお世話になっている「赤い狐」さんからメールで「チョコレイトを食べろ!」との指令が来たので、売店を探すが工事中で遠いorz…。
仕方なく甘そうなコーヒーを飲んでリラックス&運動。
途中でやや強い雨になりかけたが、再び霧雨のような天候。
ヘルメットを脱がずにトイレに入ってしまったが、まだ意識ははっきりとしている。と思う。
気温が低くなってきて、かなり寒く感じた。
35キロ渋滞は、25キロ渋滞に縮んでいた。
東京に向かうための最後の試練だ!
気を張って行こう!

けっきょく、渋滞は解消の方向に進み、25キロ表示から15キロまで縮んだ。
朝の寝坊が、ここに来て効果を発揮したようだった。
予定通りに出発していれば、要所要所で渋滞に確実にはまっていたかも知れない。
完全に流れが止まるほどではなかったが、すり抜けをする時間が長かった。
もしも事故を起こすのであれば、ここが一番可能性が高いので、集中力を最大限に発揮する。
雨が強くなったり弱くなったりするが、ここまで来ればもう雨対策はしない。

21時29分。港北PA。779キロ。
疲労の限界を超えている。
身体の芯から疲れがあふれ出る。
「疲れの総合商社」だ。
PAで右往左往している人たちが、別の惑星の生き物のように感じられる。
ため息しか出ない。
気が抜けている。
「このタイミングで事故が起きるんだよなぁ~」
とぼんやりと考える。
こういったときにバイクの施錠、持ち物の管理などが甘くなる。
まだだ!まだ終わらんよ!

21時50分くらい。

疲労と集中力の限界を超えて、東名川崎を下りた~!
なんだかいつでもここを走るときには疲労しまくっている気がするw
信号で止まるたびにストレッチ。
今誰かに話しかけられてもきっと言葉は出ないだろう。
一般道に下りて、急に増える情報量についていくのが辛い。
信号などを見落とさないようにさらに気を張る!

22時38分。
途中、コンビニに寄り、ビールを購入して、ついに自宅までたどり着いた!
高知から東京まで、ジャスト800キロだった!

連続走行時間 13時間
総走行距離 1010キロ
走行料金 6,300円(内訳は不明)
給油 6回

自宅に帰り、スタンドをかけてバイクを降りても緊張を持続。
しっかりと施錠を確認、エンジンが冷えるのを待って、シートを被せる。
部屋に戻って防寒着を脱いでから、緊張を解いた。
頭がぼんやりとする。
部屋にいるのに、バイクのエンジン音が聴こえ、両手はブルブルと震えている。
鏡を見ると、たったの13時間でげっそりと痩せている自分がいた。
予定では、800キロを走るのに、12時間はかかるだろうと考えていた。
それに加えて予備として、渋滞の2時間をプラスして、最大で15時間は覚悟していた。
それが、13時間で終わるとは思いもしなかった。

翌日からしばらくは、背中から腰、両手のヒジから先、内股に筋肉痛が残った。
「心地よい」痛み。
痛みを抱えながらも、また毎日のつまらない生活に帰れるのが嬉しい。
「今度は、一日で1000キロ走ってやろうか?」
などと、妄想が再び首をもたげる。
きっとやるだろう。

私のXL883Nへ。

よくぞ走ってくれた!
途中で壊れると思って、工具を全部積んで走ったけど、どこにも不具合を感じずに走れた。
風がきつくて回せない時も、無風で飛ばせた時も、私の拙い運転技術に付き合ってくれてありがとう!
心の底から感謝する!
本当にありがとう。
また遠くまで行こう!
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4 コメント

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パーフェクトスター パーフェクトツーリング (赤い狐)
2010-04-11 12:03:34
髑髏さん乙!!
いや~まさか本当に高知~東京をバイクで走りきってしまうとは!w

髑髏さんの走行過程を地図を見ながら読んでたけど非常に面白かった。
道中の所要時間も今後自分がそっち方面行く際の参考になりましたよ。

しかしまぁ一言いうなら「無茶しやがって!」というところでしょうか?w
バイクで、しかも短距離型のスポスタでこの長距離を走ること&途中十分な休息も取らずに一気に走りきったこと等々かなーり無茶しまくりだろう(苦笑
これじゃかしゆかも心配しちゃいますよw
でもこの過酷な条件の中でこの結果はたいしたもんです。

しかし正直途中でちょっとした仮眠すら取らずに一気走りだったのはきついし、プラン的にもそこに問題があったなぁとは思いましたわw
次の日休みだったらほんと浜松辺りでウナギ喰って”燃料”して温泉入ってちょっと仮眠してがっつり休憩してからゆっくり帰れれば一番よかったんですけどねぇ。

今回はPerfumeのライブに日程を合わせざるえなかったから仕方ないけど、そんな制約もなく余裕をもったツーリングプラン立てれば十分1000kmは行けると思いますよっ!

でも今回の遠征を無事やりきったのは大きな成果ですよ。確実に髑髏さんのレベルは上がったはず!!
そのうち一発帰還のルーラの呪文とか使えるようになりますよw
よくやった!バイク君 (甘夏)
2010-04-11 14:29:58
バイク君と髑髏さんは意思疎通がぬかり無いですのう、
バイク君も頑張ってくれた!

しかし以前から思っていたのですが、
バイクって、ものっそい、給油タイムがおおいのですねん。
実家まで車で帰ったとしても、高速はいる前に満タンにしておけばそのまんまつくですよ。

バイク君のそういう手のかかるところも、
きっと愛おしいものでしょうね、
ご無事でよかった。

僕は旅行が実はすごく苦手なんですが、
読んでると僕も遠くに行きたいな、と思います。

バイクは怖いから、(免許も無いし)
車でふるふると。
憧れます~
次は観光もしたいですw (髑髏フラワー)
2010-04-11 19:03:25
赤い狐さん。

疲れましたよ!w
自分も、このブログを書きながらコース見てました。
実は帰りのコースは、地図を一度も確認しないで帰りました。
「まあ標識見ながら行けば帰れるじゃろ」って感じで。
ちゃんと思い通りのコースで帰れたようで、良かったですw
↑しっかり一宮を回避していたし!

休憩は「取らないぞ!」と決めたわけでもないのに、結果ほとんど休まずに走ってきちゃいました。
食べ物も2回しか食べていないし…量も少ない。
半分を過ぎたあたりから、脳内で「あと~キロだ!」という考えが支配していたようです。
誰かが一緒なら、もうちょっとペースダウンしたでしょうね。
振り返れば、わざわざ死にに行くような行程ですw
なんだかそのあたりが、今までの自分の人生とシンクロしているようで、笑えますw

今後の予定としては、キャンプ道具を充実させて、キャンプしながらがっつり長距離に望んでみたいと思います~。
行軍中のご支援に感謝いたします~。
「雨?冗談でしょ?」なんて思ってましたw
たっぷり洗車しました! (髑髏フラワー)
2010-04-11 19:10:53
甘夏さん。

昔から、自分が運転する乗り物とは意思の疎通があると思っています。
だけど、まだ一年も乗っていないから、ちょっと疑う。
今回の旅で、しっかりと信頼を築けたような気がします。
お礼に、今日は一日整備して、ピカピカに磨きましたよ~。

給油に関しては、行かないで済むのであれば、行きたくありませんw
バイクは、グローブを外したりするのが面倒なんですよね。
たったの12リットルしか入らないのが原因です。
クルマは70リットルとか入りますもんね。
ガソリンスタンドの関係で、休憩する場所がSAばかりになってしまいます。
本当はPAのほうが、美味しい食べ物とかがあるんですよね~。

甘夏さんは、なんとなく旅が大好きかと思っていましたけど!

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