オレンジ色の大輪バラのパット・オースチン(ER)と、薄紫の中輪クレマチスのHFヤングを、すぐ近くに植えてある。
パットはバラの中では早咲き。
HFヤングは、クレマチスとしては早~中くらいに咲く。
何年かに一度は、両者が同時に満開を迎える。
今年はといえば、すっかりズレてしまった。
これは、5月7日のHFヤング。↑
一つだけ混じっている白っぽい花は、フォンドメモリーズ。
HFヤングの上に、本来ならオレンジ色のバラがたわわに咲く。
ところが、オレンジ色のパットが咲きだすころ、HFヤングはもう勢いを失っていた。
5月12日には、もはや散る直前といったふうで、パットの開花を待てないHFヤング。↑
パットの上部に2~3輪見えている紫のバラは、ブルー・フォー・ユー。
ブルー・フォー・ユーは、咲き進むと赤味が抜けて、灰色味のブルーになってくる。
日差しが強すぎなければ、美しいアッシュブルーの花を見せてくれる。
毎年、パットとHFヤングの具合が気になるので、HFヤングの後に咲く、遅咲きクレマチスを探した。
それが、フォンドメモリーズ。↑
赤紫の糸覆輪というか、ぼかしというか、ビミョーな色合いを持つ美花。
フォンドメモリーズは、新旧両枝咲きで、任意剪定。
パットの満開とぴったりで、遅咲き大輪のクレマチスを探した甲斐があったというもの。
初めて咲かせたので、花の数は少ない。
来年はもそっと期待できるだろう。
HFヤングは1輪咲き残っているのみ。
フォンドメモリーズのおかげで、来年からは、どれかが早く咲きすぎるのを気にする必要はなくなった。
赤紫のクレマチス、ニオベも咲きだした。↑
小輪ばらのアップルブラッサムと、いい感じ。
ニオベは、2シーズン目で、もうちょいと枝数が増えるかと期待したが、さほどでもない。
だが、こっくりした深みのあるこの色は、数輪で十分満足できる。
本来なら、ここにもHFヤングが盛大に咲くはずだが、
早春の植え替えで弱ったのか、お印ほどの小さい花をつけているのみ。
枯れなかっただけよしとするか。
この時期、庭をウロウロして、飽きることはない。
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