ブル・フォー・ユーというバラ、秋には、たいそう美しく咲く。
さっぱりと、清清しく、それでいて繊細。
ま、色はブルーというより赤紫だけどね。
気温が低いと、咲き進むにつれて退色し、アッシュブルーというか、ペールブルーというか、そんな色になる。
ブルー・フォー・ユーという名に引かれて、つい購入してしまったのが数年前。
確か、このバラが売り出された最初の年。
バラ屋さんでは、フロリバンダというだけで、どんな育ち方をするかわからない、と言われた。
何とかなるだろうと思ったものの、思いのほか苦戦。
まず第一に、花弁が薄く弱い。
初夏の強い日差しの下では、美しい姿を保てない。
↑これは6月の朝9時過ぎの花。
すでに花弁の端が損なわれ始めている。
朝10時には、すでにチリチリ状態となってしまう。
つまり、お客様方に美しい姿をお見せすることができない。
一日花とも言えない、朝だけの花。
そこで、やや日陰になる場所を選んで植えつけた。
ブルー系は日陰のほうが美しく見えるしね。
しかし、枝が硬く太く、しかも勢いのよい直立性のため、うまく日陰にもっていけない。
ということは、切り詰めて咲かせるしかない。
来シーズンは、どう仕立てるか、思案のしどころだな、こりゃ。
次に、花の色。
うちの庭は、ほんの少しアルカリ性に傾いていたかもしれない。
ペレット状のバットグアノと鶏ふんを撒いたせいだと反省している。
(ふだん、鶏ふんは使わないが、ちょっと出来心で、試したくなってしまった)
ペレット状に加工するとき、石灰を加えるそうだ。
だから、ね、そういうこと。
知らないうちに、石灰を撒いているのと同じことになったというわけ。
土の酸度がアルカリ性に傾くと、花は赤味が強く出る。
反対に酸性では青味が強くなる。
リトマス紙と反対だね。
バラ用の鉢土をブレンドするときには、ちゃんと酸度を測ったから、大丈夫だったはず。
ところが、肥料までは確かめていなかった。
自家製の発酵肥料も、ちょいとアルカリ性だったかも。
そのため、ブルー・フォー・ユーの最初の年は、ひどい色だった。
バラの蕾が色づく直前に、あれこれいたずらして、花色をコントロールしたいと思っている。
余裕があれば、の話。
ブルー・フォー・ユー(Blue for You)
フロリバンダ
Peter J. James(英)作出
紫色
中輪
香りは中くらい(強香とされる場合もあるけど)
四季咲き(よく咲き、よく結実する)
樹高は2mいかないくらい
樹勢は、めっちゃ強(枝は強く太く、ぐんぐん伸びる)
挿し木でもよく活着する
今日も8号鉢2つから、コガネムシ幼虫20数匹発見。
かなり荒療治だったが、根こそぎ退治。
試しにほじってみてよかった。
コガネムシ、うちに来るな!
プンプン
ブルー・フォー・ユーも他のばらと違う感じでまた素敵ですね!
改めて尊敬しましたm(__)m
素晴らしいです^_^
来年の花も楽しみにしています\(^o^)/