「遊び場ガーデン」でのバラ遊び、ご一緒にいかが?

バラの庭での庭遊びをお見せします!

再び、バラの新芽が伸びる

2011-06-13 21:35:41 | 日記

(本日は芥川龍之介「蜘蛛の糸」ふう

バラは、花が一通り終わりますと、次の花のための赤い芽が伸びてまいります。

梅雨空の下、重たげな空気を突き破りまして、新芽が伸びてゆくのでございます。

これを見ていますと、むっとする夏の予感を、ぬぐいさってくれるような心持ちがいたします。

                  パット・オースチン

                    トラディスカント

バラに限らず、草木がぐんぐん枝葉を伸ばしますのは、ほんに、気持ちのよいものでございます。

 

                        ナエマ

花の状態はよくはございません。

雨と虫とで損なわれ、なんとも哀れな様相を呈しております。

が、香りでしたら、それはそれは素晴らしいのでございます。

成長が早うございますので、そろそろ鉢増しの時期か、とも考えております。

 

                ポール・ゴーギャン

はっきりしない空模様ではございますが、このポール・ゴーギャンだけが鮮やかでございます。

緑が濃さを加えつつありますから、よけいにこれが明るく感じられるのでございましょう。

何とはなく、元気の出るような色合いと申せましょう。

 

             ナミテントウの幼虫、アブラムシを食す

                      ナミテントウ

ナミテントウの上翅には、いろいろな模様がございます。

この個体は、ニジュウヤホシテントウに似ておりますが、つやのあるところが違っております。

ニジュウヤホシテントウは、草食で、ナス科植物の葉を食すのでございます。

ナミテントウは、成虫、幼虫ともにアブラムシを食す、わたくしどもの強い味方と言えましょう。

 

                クサカゲロウの卵

何も知らぬころ、これは悪いカビの仲間かと思うておりました。

よく調べまして、クサカゲロウの幼虫が、アブラムシを食すことを知りました。

それ以来、取ってしまわぬよう、気をつけております。

クサカゲロウの卵は、優曇華(うどんげ)とも申します。

優曇華は、3000年に1度、如来さまがお出ましあそばされるときに咲くという、伝説上の花でございます。

卵は、さほど珍しくもございませんが、その不思議な形から、そのような名がついたのでございましょうか。

 

庭を歩き回りまして、植物に取り付いております小さい生き物を見つけ、

日々姿を変える草木を身近に見ておりますと、

心穏やかに全てを受け入れる心境に、近づける心地がいたします。

いつか、極楽で、お釈迦様にお目にかかることがございましたら、

そのことを申し上げねばと、思うております。

極楽の蓮池では、白い玉のような花が、美しゅう咲いているのでございましょう。