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どじたのドジっ子看板研究まとめ

ドジっ子看板とは僕たちの守護神

子供たちを守るために登場した飛び出し注意看板



時は1960年代。戦後焼け野原だった日本は世界が驚く奇跡的な復興を遂ます。しかし奇跡的な復興による光の影には、トラックと自家用車の急速な普及による交通事故者の増加がありました。

当時の交通事故者は年間1万3千人。これは日清戦争における日本の戦死者、1万7千人に迫る勢いから、「戦争状態」であるとして、交通戦争という名称がつけられるほどでした。

交通戦争における最大の被害者は子供。その子供たちを守るために登場したのが飛び出し注意看板です。


(「子供を交通戦争から守ろう」交通戦争という言葉が使われている。筆者保有のドジっ子看板の中で最も最古の写真。2018年3月東京都・南千住にて撮影)

「飛び出し坊や」の登場


飛び出し注意の中で最も有名な看板が「飛び出し坊や」です。最も有名な飛び出し坊やは「とび太くん」といいます。

(2018年10月 京都・出町柳にて撮影)

飛び出し坊やは1973年に滋賀で誕生。愛くるしいデザインと強いインパクトから、九州から東北まで普及。文字通り、飛び出し坊やは滋賀から全国に飛び出していきました。


(飛び出し坊やは各地でアレンジが加わる場合があります。写真は2019年 滋賀県にて。松原彩花さん提供)

飛び出し注意看板はドライバーに子供が飛び出す危険性を伝えるため、あるものを犠牲としました。

その犠牲とは看板内の子供です。飛び出し注意看板では以下のような犠牲に合ってしまいます。

子供がサッカーボールを追いかけて車道に飛び出し、車にはねられそうになる




自転車で飛び出し、車にはねられそうになる




犠牲にあうものは車だけではありません。

エレベーターの扉に挟まれる



(2013年7月札幌にて撮影)

滑って転ぶ



(2009年3月札幌にて撮影)

線路に入ってしまう



(2014年5月八雲町にて撮影)

川水が多い時に川に入り、溺れそうになる



(2006年以前 北海道にて撮影)

工事現場に入り、骨折する



(2009年5月神奈川県横浜市中区伊勢佐木町にて撮影)

など看板内の子供は誰よりも率先して危険な目に合います。

しかしこの"誰よりも率先して危険な目にあう"という犠牲の精神こそが、僕たちを日常の危険から守ってくれています。

すなわち、僕たちは子供が犠牲となってる交通安全の看板を見て、ドライバーは「ここは飛び出す子供が多いのか。気を引き締めて運転しよう」と考え、子供を持つ親は「子供が飛び出さないように子供の手をしっかり握っておこう」と考え、子供は「車に気をつけよう」と考えます。

この看板で気づいた"気をつけ"によって、事故を未然に防いでいます。

つまり、看板の子供の犠牲があることによって、事故を未然と防いだ。これは僕たちの守り神、守護神と言っていいでしょう。

見ていただいたように、子供のドジは飛び出しばかりではありません。エレベーターの扉に挟まれたり、滑って転んだり、線路に入ってしまったり、川に入って溺れてしまうこともあるし、工事現場に入り、骨折してしまうこともあります。

これらのドジを総称して、犠牲になってしまう子供をドジっ子と呼び、その看板をドジっ子看板と呼んでいます。

このように、ドジっ子看板は飛び出し注意、水辺注意、足元注意、侵入注意など、さまざまな注意を僕たちに発してくれています。もし注意がなかった時のことを想像してください。

(ここから想像タイムはじまり)






(ここから想像タイム終わり)

ドジっ子看板がない世界



ドジっ子看板がこの世界から無くなってしまったらどうなるのでしょうか。

ドジっ子による注意がない場合、僕たちは注意することなく、飛び出したり、川に入ったり、線路に入ったり、滑ったり、工事現場に入ったり……僕たちは事故を起こしてしまうかもしれません。この世界にもっと事故が増えてしまいます。

そう、ドジっ子看板に助けられている命があります。僕たちが今、この世界を生きていられるのはドジっ子看板があるおかげかもしれません。そう思うとどうでしょうか。この世界にあるドジっ子看板に対しての愛が溢れてこないでしょうか。

ドジっ子看板は僕たちに注意してくれることによって、僕たちの事故を未然に防いでくれています。僕たちが今、生きているのはドジっ子看板のおかげかもしれません

そう、ドジっ子看板は僕たちの守護神なのです。

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