活眼明察日記

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経済界が泣いて喜ぶ働かせ方「裁量労働制」の規制緩和で適用職種が拡大することを許すな!

2018-02-16 20:38:00 | Weblog
政府は経団連など資本家がのぞむ」「裁量労働制」をいままでは専門業務や企画業務に限り認めていましたが、これを規制緩和して営業職や管理業務職にも適用、拡大させる方針です。対象者は400万人とも500万人ともいわれています。

「定額働かせ放題」といわれる裁量労働制法案が成立しますと、働き過ぎで病気やけがを負っても労災が適用されることありません。一方経営側は働き手にどんな無理難題を押し付けても免責され、「やりたい放題」ができますから、泣いて喜ぶ理由がわかると思います。

経営者の論理を先取りした裁量労働制ですが、安倍政権は時間を有効活用できるので、働き手にメリットが「大有りだ」などと、今国会での成立に躍起になっています。首相の安倍晋三までが裁量労働している方がしていない人に比べて、労働時間が短いなどと「大うそ」をついていたことも今国会で明らかにされました。

経済界からの多額の政治献金を受け、その見返りのプレゼントが裁量労働制の規制緩和なのです。働く側が自民党や公明党に票を入れたからといって、その見返りに意見が反映されるようなことは間違ってもありません。いつまでもばかにされ、泣きをみるのが働く側の方といっていいでしょう。いったん法案成立を許せば、世界で最も働きにくいニッポンが待ち受けています。これを阻止するするには、「反対」の声を上げるしかありません。


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