Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE486. 群集心理

2012年10月08日 | field work
 どこか宮崎駿の映画「となりのトトロ」、あるいは「千と千尋の物語」の舞台を思い出す。街の空気なのかオリンパスOM-Dのリーニュクレールのモードなせる故か。
 私のイメージだが、 冬のしばれる寒さの朝市の露天とか、夜の雪と家の明かりとがコントラストとなり、 輪島の街も被写体が多そうだと思わせてくれる。 家に入ると居酒屋だったりすると最高なのだか。ただし、北陸地方固有の気候で、輪島の街中は雪はあまり積もらない。といってそれは雪の積もる青森市なんかに比べると、この地方は格段に寒さを感じさせてくれる。
 話題は変わるが、今週末は3連休だったらしい。らしいというのは、土、月と私は出勤していたから、わからなかった。今日などは、東京へ向かう新幹線が大変混んでいて、私は定期で名古屋迄各駅停車のひかり号に乗ったのだが、それも京都駅で70%位の乗車率、さらに次の米原では北陸線の特急と接続するから、通路に迄人が立ち並ぶ様子だった。さらに名古屋駅では、ホームに延々長蛇の乗車待ちの列。そりゃ乗り切れないわなぁー。年よりもいるのに、みんな東京迄立ってゆくんだ。
 名古屋駅の反対側のホームをみると、名古屋市発のこだま号が停まっているではないか。それも最新型のN700系が。でっ、乗客は数えるほどしかいない。なんでこっちに乗らんの?。東京迄1時間は余計にかかるが、休日にそんなにいそがないでしょうがぁー。
 こういうのを見ていると群衆心理の作用だと思われた。なんでも速い列車に乗らなければとする理由もない心理である。そして人が並んでいるところに並べば安心だという錯覚である。こういう群衆心理に巻き込まれてはかないませんなぁー、と私はそそくさと駅を後にした。
 それにしても帰りも新幹線はラッシュ状態であり、連休はホンマにかないませんなぁー。
 余暇開発を専門とする私の立場から見ると、観光-群衆心理-連休に殺到、という図式で行動し、観光地にとっては入込者数稼ぎでしかなく、私にいわせれば、そんなのは余暇といえませんね。はからずしも観光という概念に批判的な私の考え方を裏付けた新幹線の現象だった。

輪島市,2012年9月28日
OLYMPUS OM-D E-M5,M.ZUIKO DG14-150mm.F4.0-5.6,
ISO200,焦点距離39mm,露出補正-0.3,f9,1/250,リーニュクレール
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