Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング803. 小説:小樽の翠711. 母性本能の訓練

2023年11月01日 | field work

  気温が低い小樽だ。
アチキはマフラーをひっかけ、いつもの地獄坂からスケッチを描き終えたところ。眼前の中学校のチャイムが鳴り校舎がにわかに動き出す気配は、授業が終わったサインだ。
もちろん校舎の窓から小春が手を振っている。
そんなときは、なんかネタがあるのだろう。
・・・
小春「最近夏樹がコースケ君と仲が良いんだ・・・」
「夏樹って茂君を筆下ろしさせた女の子だったかな?」
小春「そう。茂君って真面目じゃん。だから夏樹も物足りなくなって最近コースケ君に乗り換えたみたい。」
「今度はコースケ君。どんなん?」
小春「まあ一寸格好が良い男の子かなぁー。でも童貞だったん。」
「夏樹は筆降ろしが好きなんだね。」
小春「だってコースケ君も女の子には関心があるけど踏み出せないでいるじゃん。だから夏樹がリードしてあげたわけ。でね体育館の裏にコースケ君を誘い出して『好きだよん』っていって抱きついたんだって。」
「茂君のバージョン2かいな」
小春「そうよ。でね!、そしたらコースケ君の胯間が勃起するのを感じたんだって。それは夏樹にとってOKのサインね。」
「積極的!」
小春「そんでね、いつものお堂に誘ったんだって。それでコースケ君に『抱いてみない』っていったら、『そんなこと経験してないからわかんないよ』だって。だから夏樹がこうするのよっていって、コースケ君のパンツを下ろして・・・。そしたらコースケ君が『恥ずかしいじゃん』っていうから、夏樹が『パパとママ達は毎晩こんなことしているのよ。だから私達もしょ!』といってコースケ君のペニスをしごいたんだって。」
「おおっ、強引に目覚め避けるわけだ!」
小春「だってそうしなと、男の子は目覚めないじゃん。でね、コースケ君は『女の子に握られるなんて恥ずかしいよん』っていうから、夏樹も『男と女が恥ずかしがってどうすんのよ。みんなこなんことして男の人と女の人はつきあってゆくのよ。だから大人になるための勉強!。さっしよ!。』だって。」
「まあ、そうなんだけどさ・・・」
小春「夏樹は男の子を刺激するとすぐに出ちゃうからコースケ君のペニスを膣に入れたままじっとしていたんだって。そしたらコースケ君が『なんか変な気持ち。おしっこしたいような・・』って言うから夏樹は『なかにだしてしていいよ!。』っていったらコースケ君が赤い顔して、ペニスがビクビクって動いて、それで水鉄砲を子宮にあたてみたいにすっごい勢いで初めての射精をしたんだって。外に出したら1メートル位飛んでいたかもだって。夏樹が弾き飛ばされそうになったっていってたもん。」
「まあ、精通おめでとうですね。」
小春「それでコースケ君の筆おろしが完了!。」
「それでべイビーゲット作戦も成功かな?」
小春「違うの!。夏樹も賢くなって生理が終わった頃にコースケ君にアタックしたんだってさ・・・。」
「ふぅーーん、少しずつ勉強してゆくんだ。」
小春「そうよ。だって誰も教えてくれないから自分で勉強するしかないよね。」
「まあ、そうだな。」
小春「でね。夏樹が言うには精通したときの子宮にあたる感触がすごくて快感なんだってさ。それで男の子がすっごく可愛くなるんだってさ・・・!!!。」
「母性本能がはたらくんだ。」
小春「それよ。なんかお母さんになった気分が快感らしいよ。だから童貞の男の子の筆おろしは面白いんだってさ。」
「うん!?、筆おろしが癖になったわけだ・・・、そうやって女の子は、次第にお母さんの勉強をしてゆくんだろう。」
小春「そうね。セックスの先に子供ができるという喜びがあるもんね。夏樹も変なことを覚えちゃった。母性本能ごっこよ。次の筆降ろしが楽しみだってさ・・・」
「あらっ、また違う彼!?」
そういって小春は部活だと言って校舎へ戻っていった。
「母性本能の訓練ですか・・・」
・・・
来月には雪が降るだろうな。
晩秋の小樽だった。
コメント
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