ダイビングのあと18〜24時間は、気圧の低い飛行機に乗ってはいけないというのがPADIの教育。だからいつもダイビング後の仕事を持ち込むことにしている。そこで沖縄モノレールのコインロッカーに荷物を預け、那覇市内からから路線バスで1時間半ぐらいのうるま市立中央図書館を訪れた。
いつもそうだが、観光ガイドに出ていない土地をはじめて訪れる時はワクワクする。どんな被写体に遭遇できるかとする撮影のための好奇心だろう。それに往復のバスの車窓も捨てがたい。
・・・と思いつつも図書館の文献検索に手間取り街を歩くまでには至らなかった。だからこの街で撮影したのは、iPhoneで撮影した1カットだけ。箸にも棒にもひっかからない画像をどうしようかと考えると、この手しかない。東松照明をはじめ沖縄を訪れたフォトグラファー達がよく行ってきた方法で、空を大きく入れハイコントラストで、そして画面が荒れていれば申し分ない。つまり意識下では、うるま市の空をとりたかったのだろう。
感性のままにシャッターを押したのだから、そんな風に修正しないと沖縄の街は、何を撮ったかわからない画像ばかりになる。
どんな感性が働いたかといえば、沖縄の空であり強い光が私の感性を刺激したのだろう。それを無意識で感じているうるま市の空気だった。
それにしてもiPhoneの画像は修正しやすい。露出表示をみるとよくわからない値だが、それでもなかなかの撮影機材だと思われる。
沖縄県うるま市
iPhon7
ISO20,焦点距離3.99mm,露出補正0,f/1.8,1/8000